カンボジア・シエムレアプ郊外にある寺院遺跡群アンコールワットで発掘される像。アンコール地域遺跡整備機構提供(2017年7月30日撮影、8月1日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されているカンボジアアンコールワット(Angkor Wat)で7月29日、古代の病院を守るシンボルの役割を果たしていたとみられる巨大な像が出土した。

 2メートル近くある像は12世紀末〜13世紀初めのものと考えられている。アンコール遺跡群を管理するアンコール地域遺跡整備機構(アプサラ機構、Apsara Authority)の広報担当者によれば、アンコールワットで出土した像としては、2011年の巨大な仏像2体以来の重要な像だという。

 カンボジアの考古学者とシンガポールの東南アジア研究所(Institute of Southeast Asian Studies)の専門家らは、クメール王朝(Khmer Empire、9〜15世紀)の王、ジャヤバルマン7世(Jayavarman VII)の時代に立てられた病院遺跡の発掘作業中、地下40センチの地点で像を発見した。

 アプサラ機構によれば、砂岩でできた像の腕と脚は失われているが、胴体と頭部は長い年月が経っているにもかかわらず美しいままで、病院を守るシンボルとしての役割を果たしていたとみられるという。
【翻訳編集】AFPBB News