リムヴェール・パティスリー・カフェ「ブランデーケーキ(コニャック/ショコラ/抹茶)」

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ここ数年、スイーツの世界は「復刻ブーム」。子供の頃のおやつに食べた思い出のお菓子を、自分流に作ってみようとする方が増えています。
そして最近、新たな潮流を感じるのが「ブランデーケーキ」。老舗洋菓子店やホテルのお菓子というイメージですが、今、フランス菓子を基礎とする若手実力派パティシエの方々が、自分らしいブランデーケーキを発信し始めています。

中でも面白いのが、「リムヴェール・パティスリー・カフェ」の「フランスの三大ブランデーを使った3種のブランデーケーキ」。
お店は2015年5月、世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅近くにオープン。シェフパティシエの高山浩二氏は、芝のフレンチレストラン「クレッセント」で現「パティスリー タダシヤナギ」の柳正司シェフ、埼玉「パティスリー アプラノス」の朝田晋平シェフなどに師事した実力派です。

ブランデーとは、果実酒から作られる蒸留酒の総称。フランスの三大ブランデーと言えば、ワイン由来の、フランス南西部のポワトゥー・シャラント地方生まれのコニャックと、ボルドー地方のアルマニャック。そして北西部のノルマンディー地方やブルターニュ地方産の、りんごを原料としたカルヴァドス。
これらのお酒をたっぷりと生地にしみこませて焼いた後、さらに一晩かけて浸し、そこから1週間寝かせて熟成させるのが、この3種のブランデーケーキ。
ナポレオンと呼ばれる長期熟成の上質なコニャックは、バターが芳醇に香るプレーン生地に合わせて。やさしい甘さと、キレのある風味があいまって、シンプルイズベストの王道です。

より歴史の古いアルマニャックもナポレオン級を使用し、ベルギー産の香り豊かなココアパウダー入り生地に合わせて。コニャックとは蒸留の方法が異なり、野性的でパンチが強いのが特徴。高山シェフは、パティシエの国際コンクールでチョコレート部門を担当し、優勝経験もある方で、チョコレート系のお菓子が得意。チョコレート味に負けず引き立て合う、しっかりした風味のアルマニャックを選んだのはさすがです。
私が一番驚いたのは、抹茶生地にカルヴァドスの組み合わせ。抹茶とりんごのブランデーが合うのか・・?と試してみたら、なんとも意外な相性のよさで、新発見でした。抹茶のほろ苦さを、すっきりした香りのカルヴァドスがふわりと和らげ、甘さをスッと切ってくれる。京都・宇治産の抹茶の美しい色彩も印象的。普段、あまり抹茶味のお菓子を選ばないという方にも、ぜひ試していただきたい一本です。

夏場は、冷蔵庫で思い切り冷やして召し上がれ。さらに面白いのは、クローブ、黒胡椒、ナツメグ、アニス、シナモンをブレンドした別添のオリジナルスパイス。これをかけていただくと、またぐっと印象が変わります。
帰省時土産やパーティーなど、人が大勢集まる時に、3種食べ比べなどいかがでしょうか?シックなデザインとポップな柄から、用途に合わせて箱を選べるのも嬉しいですね。

商品名:リムヴェール・パティスリー・カフェ「ブランデーケーキ(コニャック/ショコラ/抹茶)」

販売:あぐりの匠

文:お取り寄せの達人:平岩理緒さん(スイーツジャーナリスト)