こりゃ珍しいっ! 横浜市・戸部杉山神社に鎮座するのが狛犬ではなく「狛ネズミ」な理由

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横浜 西区役所のお隣の神社

神奈川県横浜市には、なぜか「杉山神社」という神社が密集しています。他にも「水天宮」「氷川神社」「厳島神社」など、同じ名前の神社が複数存在していることは良くあるのですが、横浜市の中でも「保土ヶ谷区周辺」という限られた地域に同じ名前の神社が密集するのは、極めて稀なケースです。

地域にいくつあるの?横浜に密集する「杉山神社」の由緒と名前の由来

今回ご紹介する「戸部杉山神社」は、杉山神社の密集地域からは若干離れた横浜市西区に鎮座ましましている神社です。

最寄駅は3つ。相鉄線「平沼橋駅」「西横浜駅」、京浜急行の「戸部駅」。どの駅からも徒歩で10分弱の道のりです。西区役所の裏側に回ると、この神社の入り口の鳥居が現れます。

区役所の隣、近くには子供達の遊ぶ公園などもある立地ということで、家族でも1人でも、気軽に参拝できる神社という印象を受けました。

これは珍しい!本殿の前に狛ネズミ!

参道を進んでいくと本殿の前には狛犬ならぬ、打出の小槌を持った「狛ネズミ」がいます。

この狛ネズミは、本殿に向かって右がオス、左がメスとなっていて、男性はオスのネズミ、女性はメスのネズミを、それぞれ内側に1回転させながら願掛けをすることになっています。

右側のオスのネズミ

左側のメスのネズミ

この狛ネズミは、平成14年に「ご鎮座1350年」を記念して建てられたとのこと。狛犬ではなく狛ネズミが建てられた理由は、この神社にご祭神として祀られている大国主命(おおくにぬしのみこと)が須勢理比売(すせりひめ)に結婚を申し込みに行った時のエピソードに基づいています。

ヒメの父親であるスサノオノミコトからいくつかの試練を課せられた大国主命は、ネズミの助けによってその試練を乗り越え、その後ネズミは大国主命のお使いとなったと伝えられているのです。

ちなみに、ネズミを回しながらお願い事をして更に進むと、本殿の前には1対の狛犬も鎮座していました。

大国主命と縁の深い大黒様も!

境内には他にも、大国主命の祀られている神社に座していることの多い、七福神としておなじみの「大黒様」の像もあります。

大黒様に願掛けをする時は、お腹を撫でながらというのがお約束。この大黒様の像も、多くの参拝客に撫でられたのか、胸からお腹にかけての辺りの色が変わっていますね!

生活に密接した立地に鎮座する神社・戸部杉山神社。お近くへお越しの際には、気軽に参拝してみてはいかがでしょうか?