ペットの二大巨頭といえば、いつの時代もイヌとネコ。たいていはどちらかを飼うことが多く、「イヌ派」と「ネコ派」にわかれます。他愛なく「イヌ派? ネコ派?」「私ネコ派!」みたいな会話もありがちですが、それに重大な意味を見出しているわけではないことがほとんどだと思います。

イヌ派とネコ派、平均年収はイヌ派が多い!

今回、共働きによる結婚を支援する婚活サイト『キャリ婚』を運営している「株式会社ninoya」では、婚活をしている男性を対象に「イヌ派、ネコ派」の調査を行なっています。その結果がこちらです。

「どちらも苦手」はわずか3%。ほとんどの人はイヌかネコが大好きです。

ここ数年「ネコブーム」が続いている印象ですが、婚活男性はイヌ派が優勢!ただこの結果だけ見ると、「へー」だけで終わってしまうでしょう。

しかし同調査では続いて、イヌ派とネコ派の男性それぞれの平均年収を調査!結果、ちょっと考えさせられるデータとなりました。

とはいえネコ派の537万円だって、決して低収入ではありません。

なんと、ネコ派よりイヌ派のほうが約90万、平均年収が高いという結果に!90万はかなりの差ですが、平成26年度民間給与実態統計調査(国税庁)によれば、サラリーマンの平均年収が415万円だそう。そう考えるとネコ派もそれほど低収入ではありませんが……。

当たれば大きいのは、マイルールをつくりわが道をいくネコ派の可能性も?

同調査では「イヌ派がネコ派より平均年収が90万高い」ことについて、以下のような分析を行なっています。

「マイルールで自由気ままなネコと、序列を重んじ、忠誠を尽くすイヌ。共働きを上手にこなしていくためには、ある程度の家庭内のルールが必要であり、プロジェクトを遂行するために、『自分の役割』を果たせるスキルが仕事にも生きる」

調査元の婚活サイト『キャリ婚』は、共働きによる結婚を支援しているのが特徴で、登録されている男女も共働き志向が前提となっています。よってこのような分析となりましたが、要するに「序列を重んじ、忠誠を尽く」イヌ好きは、家庭内でも仕事でも自分の役割を果たせるスキルを持っている、ということでしょうか? 

確かに「マイルールで自由気まま」を愛する人より、「序列を重んじ、忠誠を尽く」を愛する人が出世するのは、横並び意識の強い日本のサラリーマン社会にはありがちだと思います。さらに結婚して家庭を築く際も、「マイルールで自由気まま」な夫より「序列を重んじ、忠誠を尽く」夫のほうが苦労しなそうなイメージも。それが年収90万の差となったのでしょうか?

動物たちからすると「年収なんて知ったことじゃない」という感じですよね。

とはいえいくら秩序を重んじて忠誠を尽くす人が高収入となっても、全員が全員そういうタイプの人ばかりでは、社会も家庭もまわりません。やはり、ルールをつくるリーダータイプの人も必要なのではないでしょうか?そういった人こそ、「マイルールで自由気まま」なネコ派がぴったりな気もします。そう考えると、トップに立って成功するなど当たればデカいのはネコ派かもしれません。

【調査概要】
調査媒体:株式会社ninoya
調査対象:婚活サイト「キャリ婚」登録者男性694人