あまりにも定番すぎて面白みに欠けるが、上司からの支持は圧倒的に高い無難な正解のラインナップ。なんだかんだで人気の揚げ物と肉系は必ず注文に加えるようにしよう!

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居酒屋で「好きなものを注文しろ」と言われてフライドポテトを頼んだ新社会人が、上司から「いつまで学生気分なんだ」と怒られたことがネットで話題に。

賛否両論らしいけど、じゃあ一体、何を頼めば正解なの!? というわけで、40、50代の上司世代の男性100名に「居酒屋で部下が注文すると嬉しいメニュー」をアンケート調査してみた!

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まずは、居酒屋の定番メニューを7ジャンルに分け、それぞれで支持率ナンバーワンを獲得した居酒屋“神7”をご紹介!!

そのメニューとは……野菜部門の「枝豆」(95%)、前菜部門の「たこわさび」(84%)、卵部門の「だし巻き卵」(85%)、揚げ物部門の「唐揚げ」(95%)、肉部門の「焼き鳥盛り合わせ」(97%)、魚介部門の「刺し身盛り合わせ」(93%)、炭水化物部門の「ミックスピザ」(65%) である!

若手社員は迷ったらひとまずこれらを注文しておけば間違いがないはずだが……理由も理解しておきたいところ! 9割以上の超高支持を得たメニューについて、グルメ評論家の今柊二(こん・とうじ)氏はこう解説する。

「枝豆は上司のサラリーマン人生が始まったときから、ビールとセットで『とりあえず』と頼み続けてきた食べ物。出なければ落ち着かないほど、彼らにとってのマストメニューと言えます」

というわけで、最初は枝豆で決まり!

「また、40代上司は居酒屋で飲むとき、“家庭で食べられないものを欲する”という原則を覚えておきましょう。例えば若い世代からすれば『唐揚げ』などいつでも食べられるものでしょうが、彼らは健康のために奥さんから禁止され、普段食べることを我慢している人が多い。

だからこそ若手が注文すると、『仕方ないな』と言い訳しながらここぞとばかりに喜んで食べます。同じ理由で、高価なため家庭で出ない刺し身も人気です」

全メニューの中で人気1位の「焼き鳥」に関しては、なじみ深い上に家庭では食べられないというダブルの理由で、居酒屋で上司が最も食べたいメニューとのこと。

「ちなみに、全体的に支持率の低い炭水化物部門の中でミックスピザが人気なのは、シメでなくおつまみとしても食べられるからでしょう」

上司から「腹にたまるものも頼んでいいぞ」と言われても、決しておにぎりやラーメンは頼まないように!

★後編⇒居酒屋で上司に「適当に頼んで」と言われた時、本当にNGなメニューは?

(取材・文/黄孟志)