「一冊屋芸人」麒麟・田村がプロアスリートに転身で模索する「起死回生」

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 趣味を仕事に、仕事を趣味にしてバランスを崩してしまった芸人がいる。麒麟・田村裕だ。

 田村といえば、2007年に発売した自伝的小説「ホームレス中学生」が累計225万部を超える大ベストセラーになった。手にした印税は2億円以上と言われている。しかし、金銭感覚が麻痺して、忘年会で300万円、お年玉で150万円を散財したうえに、再会した父に6000万円の家をプレゼント。兄には事業資金をポンと出した。

「大きな誤算は、税金が1億円だったこと。2億は1年3カ月で0円になってしまい、相方の川島からは、『一発屋芸人ならぬ一冊屋!』とネタにされました(笑)。給料日まで残り2000円という月もあったと聞きます。そこで、知人のバーでバイトを始めました。往復の移動に使うのは、羽振りが良かった時に買った高級愛車のベンツ。さらに、学生時代にやっていたバスケに再び目覚め、川島いわく、『週8でバスケしてる』状態に…」(芸人の書籍編集を多数手がけたフリーエディター)

 だが、運を味方に付けたと言うべきか、昨年、バスケットボールのプロリーグ・B.LEAGUEが発足。取り上げるスポーツ番組が増え、フジテレビはゴールデンタイムに生放送する気合の入れよう。これによって田村は息を吹き返しつつある。

「田村は社会人バスケットボールの『チームよしもと』に所属し、芸人仲間の大西ライオン、プロバスケ選手・岡田優介らと3×3バスケチーム『DIME.EXE』のオーナーを務めています。プロチームのトライアウトを受けたこともあり、今なお情熱はガチ。『ただいま旅行中!』(TOKYO MXテレビ)で密着されたほどです」(前出・フリーエディター)

 愛読書は、漫画「スラムダンク」でNBAのマニア。知識、技術、実績は芸人イチ。B.LEAGUEの動向いかんによっては、“一冊屋芸人”田村が思わぬ再ブレイクを果たすかもしれない。

(北村ともこ)