カエルがいるところヤマカガシあり(Photo by Yasunori Koide -ヤマカガシ の頭部(2009) / CC BY SA3.0)

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「あさチャン!」(TBS)2017年7月31日放送

兵庫県宝塚市で小学55年の男児(10)がヤマカガシにかまれ、一時意識不明の重体に陥る事故が2017年7月29日に起こった。

ヤマカガシはマムシ、ハブについで日本では「第3の毒ヘビ」といわれる存在だ。水田や畑などいたるところに生息するポピュラーなヘビだ。マムシやハブに比べると、「毒ヘビ」と認識する人が意外に少なかった。毒の強さはマムシの4倍ともいわれ、侮れない。かまれないようにするにはどんなことに注意すればよいか、番組では専門家に聞いた。

カエルがいる所ならどこにも現れる

各大手メディアの報道によると、男児は友人2人と寺の参道でヘビを捕まえ、その際、男児は左手の指をかまれた。その後、リュックサックに入れて約22キロ南の伊丹市内の公園に移動。そこで男児は指の出血を洗い流すなどした後、友人宅へ行き、でリュックからヘビを取り出そうとして今度は右手首をかまれた。

ヤマカガシは北海道と沖縄をのぞく日本全国に生息、渓流地帯や水田、畑などいたるところに多くいる。J-CASTヘルスケア記者も小学生のころ、近所の畑で捕まえ、しばらく飼っていたことがある。赤茶色のキレイなヘビで、マムシのようにえらが張っていないため毒ヘビとは思わなかった。いう認識がなかった。手づかみで首根っこを押さえ、ランドセルの中に入れて家に持ち帰った。あとでヘビに詳しい好きの友人が「これはヤマカガシだ。毒ヘビだよ」と教えてくれ、びっくりして野原に逃がした。今思うと、よくかまれなかったと冷や汗が出る思いだヒヤヒヤする。

番組では、ヘビを専門に研究している日本蛇族学術研究所の堺淳主任研究員が登場、ヤマカガシの生態を解説した。

堺研究員「ヤマカガシは、主にカエルをエサにしているので、水辺や水田などカエルがいるところならどこにもいます。ヤマカガシは非常に臆病なヘビで、刺激しないかぎりかみつくことはほとんどありません。しかし、毒は非常に強く、命に関わりますから、絶対に手を出さないようにしてください」

内臓出血を止まらなくする毒液の威力

ヤマカガシの毒腺は奥歯のつけ根にある。番組では、ヤマカガシの毒がいかに恐ろしいか、実験した映像を公開した。人間の血液に毒を一滴たらし、1分間、人間の体温を同じ36度の状態で置いた。そして、血液を入れた容器から出すと、血液はゼリー状に固まっていた。「おお〜!」とスタジオ中がどよめいた。

堺研究員「このように血が凝固して血栓を作りますから、急性腎不全を引き起こします。その一方で、毒は出血を止まらなくする作用もあって、内臓から出血が続きます。日本で4例あるヤマカガシにかまれた死亡事故のうち3例は脳出血によるものです」

MCの夏目三久アナが、「外遊びの季節に、親としてどう思いますか」とゲストの元テニスプレイヤー沢松奈生子さんに聞いた。

沢松さん「ヒアリに続いて、また親の心配の種が増えました。子どもは生き物を見ると、捕まえてみたくなりますからね。私は花の酒類や毒キノコがわかるアプリを使っています、毒ヘビや毒虫がわかるアプリもぜひ作ってほしいですね」