VAIOがいよいよ中国市場に進出! 今後の世界戦略と新規のVRソリューション参入とは

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VAIO株式会社は2017年8月1日、東京国際フォーラムホールD5において、同社新社長就任挨拶および経営方針説明会を開催した。

■VAIOブランドの価値を高める
発表会は、VAIO株式会社 代表取締役社長 吉田秀俊氏の挨拶から始まった。

吉田社長は家電業界や海外事業で、アナログからデジタルへの転換期を経験。
電子部品業界や車載事業で品質・信頼性の重要さを認識し、多くの会社経営に携わった経験を通して会社経営を学んだ。

長年、モノづくりの世界にいた吉田社長、社長就任の依頼が来た時には大変嬉しく思ったという。
そして吉田社長は、就任ミッションとして、

「VAIOブランドの価値を高める」

ことを明言した。

これからのVAIO株式会社とは、
1.PC事業戦略  VAIOらしいPC ”かっこいい””気持ちいい”PC
2.NB事業戦略  受託事業から、パートナー事業へ
3.PC事業中国市場進出  海外でのVAIOブランドの復活
4.第三のコア事業  ”VRソリューション”事業開始
この4本の柱で事業を展開していくという。

この中でも、特に注目なのが、
「PC事業中国市場進出」
「第三のコア事業(”VRソリューション”事業開始)」
の2つだろう。


VAIO株式会社代表取締役社長吉田秀俊氏


■VAIO PCの販売を中国市場へ拡大
VAIOは、成長戦略の一環として、海外販売地域を拡大する。
その目標が、中国市場へ進出だ。

中国は、同社がソニー株式会社から独立した直後より、VAIO PC販売の要望が強かった。
それだけ、VAIOブランドに対する期待値が高い地域でもある。

そこで2017年8月8日より、売上高中国最大のEコマースサイト「JD.COM(京東商城)」を販売戦略パートナーとして、VAIO PCを中国でも販売する。
販売予定モデルは、
・VAIO Zクラムシェルモデル
・VAIO S13
VAIOブランドの看板であるフラグシップモデルでの展開となる。




今回の中国進出よって、VAIO PCの海外販売地域は、
・米国
・ブラジル
・アルゼンチン
・チリ
・ウルグアイ
に加え、6か国目となる。

同社は今後も、国内ビジネスを堅実に行いつつ、各国の最適ビジネスパートナーを見つけながら海外市場への展開を検討していくとしている。




■ABALと提携!VRソリューション事業に参入
VAIOは、PC事業、EMS事業に続く第三のコア事業を「ソリューション事業」としている。
PC事業で培ったVAIOの強みを活かして、ハード・ソフト・サービスの3つを組み合わせたソリューションを提供する。必要に応じてパートナーとの提携で、最適なソリューション開発をおこなっていくという。

この「ソリューション事業」の第一弾が、本日発表された「VRソリューション事業」だ。

VAIOは、主に法人向けに、VRのハードやシステムの導入・保守からコンテンツの制作、運営企画に至るまでフルソリューションを提供する。

また事業強化のため、VRに関する開発や制作、運営のノウハウも持つ株式会社ABALと提携し、
持続的な関係強化と事業発展のためABALに出資を行うことも明らかにした。
具体的なビジネスの詳細については、追って発表するとのことだ。




ABALは、東京都のwise、A440、ロボットの3社が2016年に立ち上げたジョイントベンチャー。
その製品であるABALシステムは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)をかぶるだけでなく、両手両足にもトラッキングターゲットという装置を取り付け、VR空間の中で手をつないだり、歩きまわったりできる。

現在、テレビ朝日のイベントに「アバル:ダイナソー」として恐竜の生きていた時代を仮想体験できるアトラクションを展開している。
「アバル:ダイナソー」については、別途取材予定だ。





ITライフハック 関口哲司