お誕生日会での鉄板ソングといえば、そう、「♪ハッピーバースデー・トゥー・ユー」ですよね。

世界でもっとも知られている英語の歌としてギネス認定もされていて、老若男女、人種国籍も問わず広く親しまれている一曲です。

でも、この「♪ハッピーバースデー・トゥー・ユ〜」、実は“替え歌”だったって、知ってました?

では何がどうなって今の形に至ったのか、その謎を紐解いていきましょう。

大学図書館に眠っていた
一冊のソングブック

謎を解くカギは、アメリカはルインスビル大学の音楽図書館にありました。

それが1893年にクレイトン・サミー社が出版した幼稚園向けの歌集「Song Stories for the Kindergarten」。

そこに「Happy Birthday」のベースとなった曲の楽譜が収録されていたのです。

タイトルは、「Good Morning to All」。「みなさん、おはよう」といったニュアンスでしょうか。

なるほど、元々は「♪グッドモーニング・トゥ・ユ〜」と、“朝のごあいさつ”の曲として歌われていたのですね。おなじみのあのメロディで一度歌ってみてください。

Good morning to you,

Good morning to you,

Good morning dear children,

Good morning to all.

原曲は100年以上前に
アメリカ人姉妹が制作

制作したのは、パティ・ヒルとミルドレッド・ヒルというアメリカ人の姉妹。

幼稚園の先生であったパティさんが作詞、ピアニストであり作曲家でもあったミルドレッドさんが作曲を担当していて、小さな子どもたちでも簡単に歌えるようにと制作されたそうです。

「♪グッドモーニング・トゥ・ユー」がいつ「♪ハッピーバースデー・トゥ・ユー」になったのかは諸説ありますが、ひとつにはパティさんが受け持っていたクラスの子どもの誕生日に歌詞を変えて歌ったのが発端といわれています。

近年まで著作権を巡って裁判沙汰のゴタゴタもあったりしましたが(2016年にパブリックドメインに指定)、きっと今日も世界のどこかで、「♪ハッピーバースデー・トゥー・ユー」が歌われていることでしょう。

※資料の発見に関する詳しい顛末はこちらの動画でご確認を。

Licensed material used with permission by University of Louisville