飼い主の前での突然の「お座り」「伏せ」

愛犬に「お座り」「伏せ」としつけで教えている方がほとんどだと思いますが、飼い主が指示をしていないのに、自ら飼い主の元へやってきてちょこん、とお座りをすることありますよね?

おねだり

「お座り」や「伏せ」をした愛犬はあなたの目をキラキラした目でのぞき込んでいませんか?尻尾はゆらゆら、またはびゅんびゅん振られていませんか?
もしかしたらそれは「おねだり」かもしれません。
「遊んで?」「おやつちょーだい?」といった、楽しいことのお願いに希望と期待に満ちた要求をしているのでしょう。

不満

飼い主の目の前にきて「伏せ」の姿勢で、ちょっと呆れたような上目遣いで何か言いたげではありませんか?
「つまらないなぁ」とか「期待外れだ」と思っているときにやることが多いようですよ。
怒られているときにこれをやっている場合は、反省をして力のない目で見上げているのではなく「また怒ってるよ、やれやれ」といった心境なのかもしれません。

カーミングシグナルの「お座り」「伏せ」

向こうから犬がやって来た時に突然「お座り」「伏せ」をするとき

カーミングシグナルの「お座り」「伏せ」には、相手に「自分は敵じゃないよ」「落ち着いて」と伝えるための行為です。
散歩中に向こうから犬がやって来た場合にお座りや伏せをしたら、この場合が多いでしょう。
また、自分に対して「落ち着こう」とするときにも行います。

尻尾を振りながら突然「伏せ」をするとき

もし愛犬の尻尾がブンブン振られていたら、嬉し過ぎてどうしよう!という溢れる感情を自ら落ち着けるためにしている行為と考えられます。
オヤツやおもちゃを前にしてこれをやる犬は結構いるのではないでしょうか。

追いかけっこしていたのに突然「伏せ」をしたとき

これも興奮しすぎた気持ちを落ち着けるためにしていると考えられます。遊びがヒートアップし過ぎてしまったのでしょう、自らを制しているときです。また、一緒に遊んでいる犬の興奮を落ち着けるための場合もあります。

「お座り」「伏せ」のトレーニングの重要性

自らやる「お座り」「伏せ」の紹介をしましたが、このポーズはしつけの上でもとても重要なものです。

犬を迎えたらまずやるトレーニングが「お座り」「お手」「伏せ」の3点セットではないでしょうか。これらは飼い主と犬の信頼関係を構築する上で、なくてはならないものです。

特に「伏せ」の腹這いになって飼い主を見上げる姿勢は、飼い主に全幅の信頼を寄せていないと行いません。
「お座り」や「お手」と比べると少々根気のいる「伏せ」のトレーニングですが、愛犬との信頼関係を強固なものにするためには必ず行ってもらいたいものです。
飼い主の指示によって長時間「伏せ」の姿勢を維持できる状態は、飼い主と良い関係が築けていると考えて良いでしょう。

さて、犬にも反抗期があるとご存知ですか?
「お座り」「伏せ」を飼い主が指示してもわざとやらなくなることがあるんです。
そのようなときは、決して怒らず何度も根気よくトレーニングをしましょう。いつもよりもっと毅然とした態度でのぞんでくださいね。

まとめ

愛犬の「お座り」や「伏せ」にいろんな意味があったんですね。
おねだりや不満は、きっと飼い主にとってみたら言わずもがなことでしょう。犬は目で物を言うところがありますよね。
うちの犬は、散歩中に遠くから犬がやって来るのが見えると、道端にべったり張り付いて動かなくなります。これまでは大好きな犬友だちを待っているのかと思っていたのですが、カーミングシグナルの「自分を落ち着けている」行為なのかもしれないと思い直しました。犬が大好きで興奮してしまう自分を制しているのでしょう、なるほどです。
しかし、私の出す「お座り」「お手」「伏せ」のコマンドに対しては年々「はいはい、やればいいんでしょ」といったなんだか雑な姿勢になってきました。
毅然と、トレーニングをしてみようと思います。