掃除機を克服しよう

なぜ掃除機に吠えるのか?

まず、なぜ吠えているのか?を考えてみましょう。

大きな音

犬は人間の何倍もの聴力を持つといわれいます。人間にとっては多少の音でもワンちゃんにとっては爆音に聞こえてしまいます。
また、掃除機には人間には聞こえない高周波音を出す機種もあり、その不快な音に吠えている場合もあります。

得体の知れない動き

特に小型犬からしてみれば、自分より大きな物体が大きな音と不快な風、臭いを出しながら、自分のテリトリー内を右往左往する、動きが予測出来ない不気味な存在!として認識し、警戒吠えをしてしまうのです。

苦手なタイプは?

犬種別

一般的にダックスフンドやシェットランドシープドック、ボーダーコリーなど、狩猟犬や牧羊犬といわれ、対象物を追いかける仕事をしていた犬種が多いといわれています。掃除機のヘッドの独特な動きにロックオンしてしまうのです。

性格別

雷、花火などの大きな音、振動などが苦手で、どちらかというと怖がりさんなワンちゃんです。吠えることで追い払うことが出来たという認識を持っている子も含まれます。

克服するには?

叱っては逆効果

掃除機に向かって吠える、噛みつくなどの問題行動の要因の多くは怖いからです。
怖い!近寄るな!と言っている犬に対して、吠えるなと叱っても意味がありません。それどころか、掃除機が出てきた→怖いから吠えた→叱られたといった負のイメージを認識させてしまい、逆効果となります。

掃除機として認識してもらう

大切なことは、掃除機は勝手に右往左往動く不気味な存在ではなく、飼い主が動かしているので、大丈夫、安心していいんだと分かってもらうことです。

まず、電源の入っていない状態で、飼い主さんが触って、大丈夫なんだよ、ね!と声をかけてあげてください。
そしてそのまま、思う存分、匂いを嗅がせてチェックさせてあげてください。怖がっていないようであれば、電源を入れずに動かしてみて、大丈夫であれば犬から離れた場所で音を入れてみてください。

それでもダメな時は

我が家のダックス君は、飼い主の不手際でスティック式の掃除機を目の前で倒してしまってから、掃除機が大の苦手になり、上記の方法を試しても効果はありませんでした。
そこで以下の方法を試してみました。

ハンディ式クリーナーに変える

使っている掃除機は目に入らない場所へ片づけ、ハンディ式の小さな掃除機を出しました。
ハンディ式であれば、小型犬にとっても小さいので、大きさによる恐怖心はなくなります。
ハンディ式に興味を示してきたら、匂いを嗅いでもらい存分にチェックさせます。
そして、飼い主はしゃがんだまま、愛犬と掃除機の間に入り、愛犬に触れたままスイッチを入れます。
しゃがんだままリビングを掃除するのはかなり腰にきますが、この方法を続けたところ、数か月で掃除機に対しても苦手意識がなくなったようで、今では普通サイズの掃除機をかけていても、平気でお昼寝するようになりました。

まとめ

一番大切なことは、飼い主さんとワンちゃんの信頼関係を築くことです。
問題行動には必ず理由があり、それを理解して解決してあげることが、問題行動がなくなる近道だと思います。
掃除機に悩んでいる飼い主さんはとても多いですが、吠えたり噛みついたりしてくることに叱っても逆効果です。それぞれワンちゃんなりの理由がありますので、ぜひ解決してあげてください。
掃除機をかけると吠えて近所迷惑になるから窓は閉めたまま、といった状況から解放される日が必ず来ます。