テニス、シティ・オープン、男子シングルス決勝。優勝を喜ぶ錦織圭(2015年8月9日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】18か月ぶりのツアー優勝を目指す男子テニスの錦織圭(Kei Nishikori)が今週、2年前に直近の屋外ハードコートタイトルを獲得したシティ・オープン(Citi Open 2017)に出場し、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)へ向けた起爆剤にしようとしている。

 現在27歳の錦織は、1日に行われる男子シングルス2回戦で大会初戦を迎える。ジョン・イズナー(John Isner、米国)を破り、自身10個目のATPタイトルを獲得した2015年大会決勝以来となる米ワシントン(Washington D.C.)での試合について、錦織は「それについては考えすぎたくないが、優勝したことがある大会というのはわかっている。センターコートでは良い思い出がある」と話した。

「過去の優勝者にアドバンテージはあると思う。前に勝った場所でプレー出来てうれしい」

 現在世界ランキング9位の錦織は、2014年の全米オープンで準優勝に輝き、四大大会(グランドスラム)決勝に立った初のアジア出身男子となった。昨年もフラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)でベスト4に進出した錦織だが、ツアー優勝は2016年2月のメンフィス・オープン(Memphis Open 2016)から遠ざかっており、決勝の舞台では6連敗中となっている。

「常に勝利を目指している」という錦織は、「いくつか優勝を逃したのは少し残念。ただ自分がいいプレーを続ければ勝つことができる。ハードワークし続ければチャンスはあると思う」と語った。

 錦織はウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2017)で3回戦負けを喫した後、日本でしばらく休養をとった。全仏オープンテニス(French Open 2017)では8強入りを果たし、同大会の自己最高成績に並んでいた錦織は、先週から本格的に練習を再開している。

「素晴らしい1週間が送れている。たくさん練習ができた。コートは2年前より少し速く、気温も高くなった。そうしたコンディションに自分のテニスを合わせていきたい」

■「ロジャーは最高のテニスをしている」

 また、世界7位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)や同8位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)ら、トップ11から5選手が名を連ねる今大会について、第2シードの錦織は「出場選手は非常に強力。タフなラウンドが続くと思う」、「毎試合自分のテニスで押していきたい。素晴らしい大会になると思う」と意気込みを口にした。

 一方で錦織は、ウィンブルドンでグランドスラム通算19回目の優勝を果たしたロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のプレーを称賛している。

 来週に36歳の誕生日を迎えるフェデラーについて錦織は「ロジャーは再び最高のテニスをしている。彼の年齢を考えれば信じられない」、「私も長くプレーしたいが、自分の体が耐えられるかはわからない」とコメントした。

 また、ベテランのスター選手と若い才能が競技のレベルを押し上げる時代でプレーできるのは「良いことだ」とした上で、「競争は激しい。トップ4がいいプレーをしているだけでなく、若い選手たちも上がってきている。それはテニスだけでなく、自分にとってもプラス。わくわくするし、挑戦を楽しんでいる」と続けた。
【翻訳編集】AFPBB News