『メタルギア in コンサート』 (C)Konami Digital Entertainment

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アクションゲーム「メタルギア」シリーズの楽曲をフルオーケストラで楽しめるコンサート『メタルギア in コンサート』が、7月30日大阪・オリックス劇場で開催された。客席は老若男女で埋め尽されほぼ満員状態。これは世界的に活躍する編曲・指揮のニコラス・バックと大阪交響楽団による音世界、さらに『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』のテーマ『Heavens Divide』の歌唱でおなじみのシンガー、ドナ・バーグの歌声に大きな期待が集まった結果だろう。コンサートはACT1とACT2の2幕構成で、まず『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』など3シリーズの楽曲を展開するACT1が始まった。

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ACT1の幕開けは、名曲と名高い『“METAL GEAR SOLID”Main Theme』から。会場のテンションもいっきに上昇する。会場のスクリーンにはゲーム映像が映し出され、演奏とのシンクロにも息を飲む。例えば緊張感漂う戦闘シーンならストリングスの小刻みにかつ歪むように響く音色が恐怖までも感じさせ、爆発が起きればオーケストラも一緒に大音量の迫力。また、スクリーンに少女、パス・オルテガ・アンドラーデが姿を見せる『恋の抑止力』ではピアノなどで清らかさを表現し、メロディアスなポップステイストで観客の心を躍らせる。そしてラストにはドナ・バーグが登場。『Sins of the Father』を情感たっぷりに歌い上げ、ダイナミックな演奏とひとつになってオオアマナの白い花が赤く染まる映像をさらに強く記憶に刻んでいった。

そして休憩後、ACT2がスタート。『METAL GEAR SOLID』『METAL GEAR SOLID2』『METAL GEAR SOLID4』のナンバーが繰り広げられる。

初期シリーズだけに、映し出される懐かしい映像も少し粗さがあり、それが逆にゲームファンのハートをくすぐる。揺れるような映像に合わせて楽曲も彩り豊か。オーボエのゆったりとした感触や、トランペットのミュートがもたらす西部劇のようなワイルドな空気、さらに高音のハープと低音のベースの好対照で綴る荒れた街の様子や、空中戦を沸き立たせるスタイリッシュなメロディ。次々に変わるシーンと、その物語を何倍にも広げる演奏に集中しているとアッと言う間に終わり時が。すると最後は『Father and Son』と『Metal Gear Saga』という人気曲を立て続けて感動的にフィナーレを飾った。

当然客席からは大きな拍手と歓声が起こりアンコールへ。となれば、再び歌姫・ドナがステージに登場!『Snake Eater』と彼女の代名詞『Heavens Divide』の2曲を艶やかかつ伸びやかなボーカルで披露し、大きな感情の渦を巻き起こして『メタルギア in コンサート』大阪公演は幕を下ろした。

東京公演は8月2日(水)東京・東京国際フォーラム ホールAにて。チケットは発売中。

取材・文:服田昌子