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インテリアスタイリストが読み解く『霧ヶ峰 Style FLシリーズ』のデザイン性



三菱電機から2016年に発売された『霧ヶ峰 Style FLシリーズ』は、デザイン性を追求した革新モデル。独特の存在感を持つこのエアコンとインテリアの関係をインテリアスタイリストの窪川勝哉さんに聞く。

窪川勝哉/インテリアスタイリスト。インテリアから車や家電までプロダクト全般に造詣が深い。雑誌やTVなどでのスタイリングに加え、ウインドウディスプレイや マンションのモデルルームなども手がける。東洋大学ライフデザイン学部非常勤講師。



三菱電機

霧ヶ峰 Style FLシリーズ

実勢価格:18万円(8畳用)〜

インテリアに調和するデザインと高い快適性を両立。「ムーブアイ極」や「匠フラップ」など、上位モデル同様の機能を搭載する。カラーはボルドーレッドとパウダースノウの2色。

CALIFORNIA STYLE

多肉植物や民族調パターンのラグなどに開放感を感じさせるスタイル。「ビンテージ感のあるブラウンの家具と、ボルドーレッドは相性がいいですね。色の関係性を示す『色相環』の考え方では、レッドとグリーンは補色の関係。植物とのバランスも取れています」



NEW SCANDINAVIAN STYLE

色みを抑えたシンプルな世界観に、パウダースノウタイプをチョイス。「近年の北欧スタイルは、細いラインや洗練された雰囲気が特徴。機能美も感じさせるスマートなインテリアと、直線基調のデザインがマッチします。光沢パネルと花器などの相性もいいですね」



JAPANESE MODERN STYLE

和のシンプルな空間には、艶やかなボルドーレッドが映える組み合わせ。「漆器などに通じますが、赤を点在させると和の雰囲気がぐっと高まります。純粋な和室というより、置き畳や木製家具などを使って和の雰囲気を演出した部屋によりマッチするでしょう」



JAPANESE MODERN STYLE

シンプルな室内に多彩なデザインを上手に取り込んだスタイル。「テイストの異なる家具をうまく組み合わせているところが、ニューヨークらしさ。モノトーンだとつまらなくなる部屋にレッドが加わるとぐっとバランスがよくなり、どこか遊び心も感じられます」



インテリアになじむ“ノイズのないデザイン”



エアコンの歴史を振り返ると、かつては木目調パネルや超スリム設計など、存在感のあるデザインも少なくなかった。しかし、近年は壁になじむ色合いや主張しないルックスのモデルばかり。そんな中で登場した『霧ヶ峰 FLシリーズ』は、まさにこの無難なデザインの流れに風穴を開けるような意欲作といえる。「まずデザインありきで開発がスタートした」と振り返るのは、商品企画に携わった静岡製作所 営業部 ルームエアコン販売企画グループの中洲次郎さん。コンセプトデザインをほぼそのまま採用することになったという形状は、運転停止時に格納される吹き出し口など、設計での苦労も多かったという。

しかし、そうした苦労の甲斐もあって、シンプルながら独特の存在感を持つエアコンに仕上がった。インタリアスタイリストの窪川勝哉さんも、直線基調のデザインを「曲線などののノイズを減らすことでインテリアと調和しやすい」と評価。一方で、中洲さんは「ムーブアイ極」や「匠フラップ」など上位モデルと同じ機能を採用した性能面でも自信をのぞかせる。十分な性能を持つモデルだからこそ、インテリアに合わせて選んでも決して損しないのだ。

文/高橋 智 撮影/田口陽介

※『デジモノステーション』2017年9月号より抜粋