米国のニッキー・ヘイリー国連大使は7月30日(現地時間)、北朝鮮による28日深夜の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を巡り、国連安全保障理事会の緊急会合では「何の結果も出ない」とする声明を発表。緊急会合の開催を求めない考えを示した。

ヘイリー大使は声明で、北朝鮮がすでに数多くの安保理決議の対象となっているものの、「違反しても罰せられずにいる」と指摘しながら、次のように述べた。

中国は不満

「追加の安保理決議は北朝鮮への国際的な圧力を大幅に強化するものになり得ず、価値がない。むしろ、何もしないよりも悪い。北朝鮮の独裁者に対し、国際社会が真剣に向き合うつもりがないというメッセージを送ることになるからだ」

その上で、中国に対し北朝鮮を抑制するよう強く要求。「中国は最終的に重大な措置を取りたいのかどうか、決めなければならない。話し合いの時間は終わった」と述べた。

これに対し、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は31日付の論評で「車のタイヤが泥にはまったのに、自分(米国)は運転席に乗ったまま、中国に車を押し出すのを手伝わせているようなものだ」と非難。そもそも北朝鮮の核問題の原因は、米朝間の対立と不信にあるとの中国当局の考えをにじませた。