エクアドル首都キト郊外のサンラファエルにある両生類の保護施設で飼育されるカエル(2017年7月4日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】エクアドルの密猟者たちは昔から、同国の希少なカエルが高額で売れることを知っていた。しかし今日、環境保護に関心を持つ企業までもが、カエルをブラックマーケットや絶滅の危機から守るために、この希少種を売り始めている。

 首都キト(Quito)郊外のサンラファエル(San Rafael)にある科学系企業ウィキリ(Wikiri)は12種類のカエルを飼育している。エクアドル原産の種もいれば、他の生息地で絶滅の危機にさらされている種もいる。

 何百もの飼育容器で育てられたカエルは、1匹当たり最大600ドル(約6万7000円)でカナダや米国、日本、欧州諸国に輸出される。

 ウィキリの社屋の周りには川と大きな庭もあり、敷地面積は5000平方メートル。地域の生態系に影響を与えないよう、カエルは研究室で繁殖される。

 そして、密猟者らによる密輸や違法売買とは対極にある「倫理的な生物貿易」で流通する。

「密猟者が生息地に入り込んで、捕まえたいだけ捕まえて輸出する違法貿易とは全く異なるものだ」と、ウィキリのロラ・ガーデラス(Lola Guarderas)氏は言う。

 倫理的な生物貿易の狙いは、ブラックマーケットに打撃を与えること。両生類の研究と保護を行う施設の代表で生物学者のルイス・コロマ(Luis Coloma)氏は言う。「両生類の違法売買は世界中で盛んに行われている」
【翻訳編集】AFPBB News