侍ジャパン監督に稲葉篤紀氏の就任を発表

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 7月31日、都内のホテルにおいて野球日本代表監督として稲葉篤紀氏の就任が発表された。「侍ジャパン」の監督として、2020年東京五輪での金メダル獲得を目指しての戦いがいよいよ始まった。

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■豊富な国際経験 会見では「東京五輪では金メダルだけを目指す」と語った稲葉新監督。自身の現役時代では第2・3回大会のWBC、そして北京オリンピックに出場、今年3月の第4回WBCには打撃コーチとしチームに帯同している。監督歴こそないものの、選手として、指導者としての豊富な国際試合の経験は大きな魅力だ。

 また、3度の日本シリーズ制覇の実績もあり、「一戦必勝」の戦術も心得ていることも、代表チームを率いるうえで有利に働くと考えられる。

■オリンピックでの戦い方を 東京五輪を戦ううえで、最も重要視されるべきは短期決戦での戦い方だ。

 国際オリンピック委員会(IOC)は6月下旬、東京五輪野球競技の大会方式を発表し、参加6チームを2グループに分けて行うこととした。

 これにより、グループリーグ2試合、トーナメントでも最大2試合の計4試合で優勝が決まることになり、2008年北京五輪までのグループ総当たりの方式や、WBCのような数週間に及ぶ大会とは大きく異なる。日本シリーズよりも少ない試合数で行われるため、短期間でのチーム・選手の能力を発揮させる手腕が求められる。

■若き有力選手の人選を 稲葉新監督の初陣は11月に行われる「アジア プロ野球チャンピオンシップ」からとなる。U-24と若いプレーヤーが中心で編成されるこの大会では、3年後のオリンピックで戦う中での有望な戦力の人選を行うという。選手時代からも兼任コーチとして育成・指導も行っていただけに、未来を見据えた選手への視線も確かなものがあるはずだ。

 「(選手として出場した)北京五輪でメダルを逃したリベンジを果たしたい」と意気込みを話した稲葉監督。新生・野球日本代表が国民の期待を一身に受けて、動き出した。