JACK氏近著『0円から2億円を稼いだJACKさんのお金の増やし方入門』

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投資のリスクを抑えるのに有効なのが「分散投資」であり、その際、どんな投資対象にどれだけ投資するか「ポートフォリオ」が重要になる。そこで、勝ち組投資家の知恵が隠されたポートフォリオを一挙公開する!

◆【IPO銘柄重視型】一見、超攻撃的。実は、低リスク・高リターン!?

 IPO銘柄の投資を得意とする兼業トレーダーのJACK氏だが、そのポートフォリオは株式が20%と控えめだ。

「最近の地政学リスクもあり、日経平均が大台の2万円を超えてさらに上に行くのか、方向感がつかみづらい。だから今は、落ちてきた優待株や配当株を『この値段なら面白いかな』と打診買いしているくらいですね。ただ、今後1、2か月で方向性がはっきりするでしょうし、下がったらドカンと買い増しするし、上がっても付いていくだろうし、いずれにしろ株の割合は大きくなっていくでしょうね。不動産が10%の配分なのは、本当はもっと投資したいところですが、相場が上昇したので高くて手が出ないんですよ……。逆に手持ちの不動産を売却しているくらいで、以前より減少した結果、10%になっている。FXの割合が10%なのは、ボラティリティがドンと下がったときにリバウンドで利益を上げやすいし、24時間取引ができるので、いざというときのために少しはポジションを持っておきたいからです」

 JACK氏のポートフォリオで目につくのは、現金が60%と多い点だ。

「IPOはいつ募集されるかわからないので、各証券会社に預け金を入れておいているから、キャッシュが多めというのもある。それに、少し前まで、〇〇ショックといわれるような世界的危機は4〜5年に一度だったのが、今は頻度が増している。そんな暴落時に、すぐ出動できる資金を用意しておきたいですからね」

 また、通常、リスクを抑えるために、ポートフォリオに組み入れるETFや債権も見当たらない。かなり攻撃的な投資配分にも思えるが……。

「確かに、一般的なポートフォリオとはずいぶん違っていますね。とはいえ、私の投資手法は、IPOやIPOセカンダリー、公募増資にしてもディスカウントしたところにドカンとお金を入れる。例えばIPOは当たってから銘柄が上場するまで、期間リスクは1週間程度。つまり、ただ持ちっ放しにしているのではなく、ある時期にだけ待ち伏せ的に投資をします。公募増資も投入する資金の大きさのわりにはリスクは取っていないつもりです。意外かもしれませんが、実はローリスク・ローリターンなんですよ。ローリターンといっても、債券やETFに投資するより利益は大きいですが(笑)」

◆JACKさんのポートフォリオ

日本株(IPO銘柄中心):20%
不動産:10%
FX:10%
現金:60%

株式を中心に、不動産やFXも組み入れたポートフォリオ。円グラフにはないが、実は少しだけ債券を持っているという。「IPOを獲得するために、お付き合いで少々買ってます。ただ、日本の国債は利回りが低いし、外貨建て債券にしても為替リスクがあるので、ならば株に投資したほうがいい。もし買うなら、私がIPOの獲得のために保有しているように、何かプラスαが欲しいところですね」(JACK氏)

◆賢人のポート3か条

・全体のリスクを抑える
・債券は+αがあれば買い
・暴落に現金で備えよ

【JACK氏】
個人投資家。近著『0円から2億円を稼いだJACKさんのお金の増やし方入門』(スタンダーズ)ほか、著書多数。ブログ『JACKの株・FX・不動産のお話』

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