オバマケア見直しより税制改革の審議優先すべき=上院財政委員長

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[ワシントン 31日 ロイター] - 米上院財政委員会のオリン・ハッチ委員長は31日、トランプ米大統領の重要公約だった医療保険制度改革法(オバマケア)見直しについて、上院内の意見の隔たりがあまりにも大きく成立のメドが立っていないため、オバマケア見直しよりも別の法案の審議を優先すべきだとの考えを示した。

オバマケア見直しに向けた共和党提出の法案は先週、相次いで否決された。ハッチ委員長はロイターとのインタビューで「対立があまりにも激しく意見が分かれている」と語った。

トランプ大統領は30日、ツイッターで「あきらめるな、世界が見ている」と呼びかけ、失敗に終わったオバマケア見直し法案の可決に引き続き取り組むよう共和党議員に訴えた。

米行政管理予算局(OMB)のマルバニー局長も、他の採決を先延ばししてでもオバマケア見直し法案を優先し、成果を得るまでは休会入りすべきでないとの考えを示した。

ハッチ委員長は、マルバニー局長の立場も理解できるが、正しいとは思わないと述べ、民主党からは共に取り組む姿勢がみられないと指摘。オバマケア見直しの取り組みをあきらめたわけではないが、まず税制改革の審議を優先し、その後オバマケア見直しに戻ることが可能だとの考えを示した。

それをトランプ大統領に誰が伝えるかとの質問には、「それは私になるだろう」と述べた上で、共和党のライアン下院議長やマコネル上院院内総務も恐らく大統領に伝えるとの見方を示した。