カッとなったら6秒待って 自分の怒りをコントロールする方法

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【この差って何ですか?】(TBS系)2017年7月25日放送
「怒りを抑えられる人と怒りを抑えられない人の差」

家族や友達、同僚、恋人などに、怒って声を荒げたり、手が出てしまった経験がある人もいるだろう。少し時間が経つと、「何であんなことしてしまったんだろう...」と後悔することも多いのでは。

怒りっぽい性格の人も、ちょっとした行動や、日頃の習慣で抑えられるようになる。国立生理学研究所の柿木隆介教授がその方法を伝授した。

イラッとしたら後ろを向いて咳き込むべし

番組で100人に「怒りをどうやって抑えているか」と街頭アンケートを取った中で、柿木教授が効果的だと思った8つの対処法が、

(1) 笑って済ます
(2) トイレに行く
(3) 赤ちゃんの動画を見る
(4) 深呼吸をする
(5) アキレス腱を伸ばす
(6) 怒ったことを日記に書く
(7) 大好きなおばあちゃんを思い浮かべる
(8) つばを飲んで10秒数える

だ。

このうち、その場ですぐにできる方法が(1)、(2)、(4)、(5)、(8)の5つで、共通点は「時間をおく」。怒りを感じたら6秒待つのが重要だと、近年の研究でわかってきたという。

怒った時は脳の「扁桃体(へんとうたい)」という部分が猛烈に活動し、怒りのもととなる「ノルアドレナリン」などの興奮物質が出る。これを抑えるのが「前頭葉」という部分だが、活動し始めるのに約6秒かかるのだ。

6秒経ってもムカつくものはムカつく、ということもあるだろうが、カッとなって怒鳴ったり手が出たり、という事態は避けられる。

柿木教授が勧める、怒りを感じた時に6秒待つ方法は、「後ろを向いて咳き込む」。咳をする時は同時に深呼吸もしているので、気持ちを落ち着ける効果が期待できる。

「幸せホルモン」で怒りのハードル上げる

8つの対処法のうち、習慣づければあまり怒らない体質になるのが(3)、(6)、(7)だ。

赤ちゃんやおばあちゃん、ペットなど、自分にとって愛おしい存在と触れ合ったり、写真や動画を見たりすると、「オキシトシン」という「幸せホルモン」が分泌される。

脳内の幸せホルモンが多い状態だと怒りのハードルが上がり、我慢できる体質になっていく。

怒りの原因を日記に書くと、怒った自分を客観的に見られるので、同じようなことが起こった時に怒りのブレーキをかける効果がある。