事実無根のブラック企業呼ばわり、セクハラ&パワハラの被害、賞味期限切れの食材使用……ネット社会の今日、社員・元社員等による、ネットへの書き込みやSNS投稿に伴う風評拡散の被害は他人事ではない(写真はイメージです)

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事実無根のセクハラ、パワハラを受けたと居酒屋を辞める意思を示した女性社員は、マネージャーから慰留されるものの、意思を貫き辞めてしまった。退職後、元女性社員はマネージャーにメールで反撃を開始、社員を混乱させ、さらにネット求人にウソの書き込みを行い、会社の事業拡大を妨害する行為に出た。そんな嘘つき社員による言動で足元をすくわれないようにするためには、どう対応したらいいのだろうか。(特定社会保険労務士 石川弘子)

 R子は、専門学校卒業後、居酒屋A店に新卒社員として入社した。明るく素直そうな人柄で、見た目も可愛らしく、お客さんからの評判もいい。A店での仕事にも慣れ、入社して半年も経った頃、R子がトンデモ行動をする。一体、どんな騒動を引き起こすのか!?

 本題に入っていく前に、まずは居酒屋A店の概要と登場人物を簡単にお伝えする。

居酒屋A店 概要
 10店舗以上の居酒屋を経営する地域密着型の会社。社員は50名、アルバイトは学生も含めると100名ほど。丁寧で明るい接客と、斬新なメニューで地域の人に支持されている。特にA店は、トップクラスの売り上げを誇る人気繁盛店だ。S男店長を中心に、スタッフが結束しており、従業員同士も仲がいい。
登場人物
R子:専門学校卒業後、新卒で入社し、半年が経つ。明るく人当たりがいいので、先輩やお客様にも慕われている。
S男:居酒屋A店の店長。30歳男性。職場のムードメーカー。時には厳しく部下を指導することもあるが、人望厚い、皆の頼れるリーダー。
S美:居酒屋A店が属するチェーンのB店社員。20代後半の女性。姉御肌で、バイトスタッフから慕われている。S男とは長く付き合っており、公認の仲。
I田:居酒屋チェーンを統括するマネージャー。30代後半の男性。体育会系のノリではあるが、とても優しい上司。

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