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2005年からスタートし、毎年日本の音楽シーンを代表するミュージシャンが出演してきた『ap bank fes』。記念すべき第10回目の開催となった今年は、7月22日から石巻・牡鹿半島を中心に開催されている、アート・音楽・食の総合フェスティバル『Reborn-Art Festival 2017』の一環として行われた。

これまでも、伝説に残る貴重なシーンを数多く生み出してきた『ap bank fes』だが、今年もいくつかのメモリアルな場面が起きた。

3日間のオープニングとクロージングでは、櫻井和寿と『Reborn-Art Festival』の実行委員長・小林武史が“Reborn-Art Session(櫻井和寿 小林武史)”名義で7月21日に配信リリースした、同イベントのコンセプトソング「What is Art?」を初披露。

そのほか、櫻井がボーカルを務めるBank Bandがスピッツの「夏の魔物」(1991年)をカバーしたり、秦 基博と櫻井が「ひまわりの約束」(秦 基博、2014年)をコラボレーションしたり、大森靖子が「掌」(Mr.Children、2003年)をカバーしたり、竹原ピストルと櫻井が「RAIN」(竹原ピストル、2014年)で共演するなど、オーディエンスにとってサプライズだらけの3日間となった。

ライブエリア以外の会場も『Reborn-Art Festival 2017 × ap bank fes』ならではの充実ぶりだった。『Reborn-Art Festival 2017』の会場である石巻を中心とした地域から集まった店が並ぶフードエリアには、牡蠣やほやなど宮城県産の新鮮な魚介類や、東北のクラフトビールなど魅力的なメニューがずらり。

また、「『Reborn-Art Festival 2017』を石巻だけでなく東北全体のお祭りごとと思ってもらいたい」という思いから、岩手や山形など東北各地からの出店も集められた。-YOCOCHO-と名づけられたエリアは、バーや居酒屋のように各店にカウンターやテーブルがある店構えとなっており、まさに街の飲食店が並ぶ「横丁」のよう。訪れた客たちが店員との会話を楽しみながら、ゆっくり食事をできる場となっていた。

被災して使われなくなった大漁旗を活用して作ったバッグや、牡鹿半島の女性たちが漁網で手作りしたアクセサリーなど、雑貨ショップに並ぶグッズからも東北の復興への思いが感じられた。

現代美術家のパルコキノシタや、アートユニットのYotta(ヨタ)など、石巻・牡鹿半島で行われているReborn-Art Festival 2017の参加アーティストによる『OFFICIAL ART WORKSHOP』も開催。木像づくりやドローイングなどのアート体験ができるワークショップは、大人から子どもまで多くの人たちで賑わっていた。ここで作られた作品の一部は、『Reborn-Art Festival 2017』の会場に展示されるという。

『Reborn-Art Festival 2017』は、石巻・牡鹿半島エリアを中心に9月10日まで開催。アート作品の展示や、全国の人気シェフ・地元のお母さんたちが振る舞う料理を楽しめるほか、「51日間、毎日どこかで音楽が鳴っているプログラム」を開催中。これまでは、『Reborn-Art Festival 2017 × ap bank fes』にも出演したスガ シカオ、Salyu、Awesome City Club、GAKU-MCなどが、石巻市街地の街角や、アート作品の傍といった特別な場所でライブを披露し、その一部は『Reborn-Art Festival』のオフィシャルInstagramアカウントにてライブ配信された。

プログラムの内容は数日前に発表、もしくは当日ゲリラ的に行われることもあるため、随時『Reborn-Art Festival』のオフィシャルサイトやSNSをチェックしておこう。

7月31日にも、藤巻亮太×小林武史×四家卯大、Salyu×小林武史によるライブが開催されている。

PHOTO BY 橋本 塁(SOUND SHOOTER)/高田 梓(SOUND SHOOTER)/中野幸英/鈴木省一/岩橋仁子/福井馨

『Reborn-Art Festival』OFFICIAL WEBSITE

http://www.reborn-art-fes.jp/