完成披露試写会に登壇した福山雅治

 シンガーソングライターで俳優の福山雅治(48)が31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでおこなわれた、映画『三度目の殺人』(9月9日公開)の完成披露試写会に登壇した。この日は、出演キャストの役所広司、広瀬すず、吉田鋼太郎、斉藤由貴、満島真之介、是枝裕和監督が出席した。

 本作は、福山演じる、勝ちにこだわる弁護士の「重盛」が、死刑がほぼ確実な殺人事件を担当することになり、役所演じる二度目の殺人を犯した「三隅」と繰り広げる法廷を舞台にした心理サスペンス。

 監督には、福山が主演となりカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した『そして父になる』の監督・脚本・編集を務めた、是枝裕和氏が務めた。

 同映画は、8月30日にイタリアで開幕する第74回ヴェネツィア映画祭のコンペティション部門への出品が決定。福山は「嬉しいですね。前作の『そして父になる』のときに初めて行った海外の映画祭で、レッドカーペットを歩いたこと自体がなかった。上映後のスタンディングオベーションもそうでしたけど、何もかも初めての経験で。それがとても良い経験だった。また一緒に行けたら、またあんなに良い思いができるのかと」とカンヌで審査員賞を受賞した前作を振り返りながら想いを語った。

完成披露試写会に登壇した広瀬すず

 役所はステージに辿り着く際、福山と広瀬の間に挟まれ歩いていたこともあり「ましゃ(福山)とすず(広瀬)という歓声の間を歩いてくる寂しさったらないですね(笑)」と語ると、福山は「広司!」と優しく名を呼ぶと、観客もそれに見習い「広司!!」コール。これには役所も笑みをこぼした。

 重盛の助手で新人弁護士・川島を演じた満島は「こんなにも濃い大先輩と一緒に出来ることを幸せに思っていました」とコメント。

 広瀬と共演したことに関して福山は「事前に是枝監督やリリー・フランキーさんから、とにかく広瀬すずちゃんに会うとみんな甘酸っぱい気持ちになるって聞いてたんです」と周りから広瀬の評判を耳にしていたようで、実際に会った印象は「色んな可愛い子達とか、綺麗な子達とかいっぱいいるからそんな事ないでしょ!と思っていたら、まあー甘酸っぱくなる(笑)」とその評判を実感した様子。対して役所は「僕は斉藤さんも甘酸っぱい!」とコメントし、会場を笑いに包んだ。

 是枝監督は「これだけのキャストと映画が作れたことをまず誇りに思います。ありがとうございました」と出演者に感謝を告げ「自分の中で納得以上に高い作品。新しくチャレンジを沢山したから出来たかもしれません」と今作への意気込みを語った。(取材・撮影=橋本美波)