アイコス(IQOS)の秘密をフィリップ・モリスの中の人に聞いてきた:電脳オルタナティヴ
数ある加熱式タバコの中でも断トツのトップシェアを誇るIQOS。その販売元である「フィリップ・モリス・ジャパン」の広報担当者に、気になるアイコスのアレコレを質問してきました。今回インタビューに応じて下さったのは 、アイコスの国内総本山とも言うべきフィリップ・モリス・ジャパンのコーポレートアフェアーズ コミュニケーショズ エグゼティブ藤原綾子さんと同じくコミュニケーションズ&コントリビューションマネジャー小池蘭さんです。アイコスユーザーを代表して、巷で騒がれている噂や、気になる素朴な疑問をマジメにぶつけてみました。



▲フィリップ・モリス・ジャパンの藤原綾子さん(左)と小池蘭さん(右)。2人とも非喫煙者だそうです
--アイコスが目指すものとは?

アイコスによって煙のない日本、つまり「スモークフリージャパン」です。吸う人も吸わない人もタバコの煙による害から解放されること。また、環境への配慮など社会的に貢献できる製品作りを目指しています。
--フィリップ・モリスは紙巻きタバコから撤退すると聞いたのですが?

将来的には全ての紙巻きタバコを加熱式タバコに置き換えるという構想があります。ただ、それはあくまでも将来的にであって、今すぐ紙巻きタバコから撤退するというものではありません。紙巻きタバコも少なからず需要がありますので。
--アイコスって開発費に3000億円以上かかったという噂がありますが本当?

フィリップ・モリスはスイスに開発拠点がありまして、そちらで加熱式タバコに加え、リキッドを使用する電子タバコの開発をしております。アイコスを含めた合計で4つのプラットホームの研究と開発費に3000億円以上かけていることは事実です。
--アイコスがライバル機(Ploom TECH、glo)と違う点は?

まず、アイコスが目指したものは、紙巻きタバコを喫煙している人が加熱式タバコに移行して欲しいというコンセプトから、加熱式タバコとはいえ紙巻きタバコと同じような「所作」ができるようにデザインされています。例えば、ヒートスティックはボックスタイプの紙巻きタバコと同等のパッケージや取り出し方、アイコスホルダーは紙巻きタバコと同じような円筒型をしているなどがあります。


▲アイコス専用のタバコ「ヒートスティック」。短いタバコといったフォルム

もう1つは、アイコスシステムの象徴ともいうべき「加熱ブレード」です。ヒートスティックの周囲から加熱するのではなく、ヒートスティックに刺したブレードを加熱することにより、より高い満足感が得られるようになっています。

この辺りはライバル機にはない特徴と言えます。
--加熱式タバコのトップシェアを誇るメーカーとして、ライバル機をどう思いますか?

競合が増えることで、加熱式タバコへの関心が深まってくれると、弊社の理念でもある「スモークフリー」の実現に近づくので、ライバル機の存在は大歓迎です。
--アイコスのヒートスティックのシェアってどれくらいでしょうか?

国内の紙巻きタバコや加熱式タバコを含めたタバコ製品の中でフィリップ・モリス社が占めるシェアが約32%です。この内訳はラークなどの紙巻きタバコが約20%、アイコスのヒートスティックが12.7%。つまり、今日本で販売されている全てのタバコ製品の中で、1割強がヒートスティックということです。
--アイコスが健康に及ぼす害はあるのでしょうか?

率直に申し上げますと「まだ解明されていない」というのが事実です。現在、フィリップ・モリスでは、紙巻きタバコに比べてアイコスが及ぼす健康被害は限りなく低いというのを実証するために鋭意検証中です。仮に健康被害があるという結果がでたとしても必ず公表します。

ただ、現時点では公表できるデータが揃っておらず、発表できるようになるまで今しばらくお待ち下さい。
--旧型はツメ折れなど故障が頻発して困ります......

ツメ折れに関しては、ナックルさん以外にも沢山のご指摘を頂きました。現在では対策品のみ流通させております。その他の故障につきましても「IQOS 2.4 Plus」では対策済みになっています。また、今後も品質向上に努めて、皆様の声を製品にフィードバックさせたいと思っています。
--新型アイコス「IQOS 2.4 Plus」がなかなか買えないのですが!

大変申し訳御座いません。おかげさまで「IQOS 2.4 Plus」は好評を頂いておりまして、昨年から今年前半にかけて品薄状態が続いておりましたが、6月より流通量を2倍にして対応しております。年末にかけてさらに流通量を増やす予定ですので、コンビニやIQOS特約タバコ店などで、ご購入しやすくなると思います。



▲充電時間の短縮やバイブレーター搭載など、様々なスペックアップが図られた新型「IQOS 2.4 Plus」。旧型ユーザーが喉から手が出るほど欲しがるレアアイテム
--加熱式タバコといえどバッテリー搭載のガジェット。寿命があることを考えるともっともっと流通させて欲しいです。2台持ちしたいユーザーも多いはず

大変申し訳御座いません。実を申しますと、アイコスキット(IQOSホルダー、チャージャー)はマレーシアの工場で生産しているのですが、現在はその生産量の90%を日本市場に投入しているのが現状です。日本は世界でもまれに見る需要を抱えた国と言えます。

--もっと入手しやすくして下さいね。絶対ですよ! インタビューありがとうございました!!!


▲筆者が不躾なお願いをしたにも関わらず笑顔でお見送りして下さったお二方。有り難う御座いました!

フィリップ・モリス・ジャパンに凸った後の余談

フィリップ・モリス・ジャパンは都心にあるオフィスビルに拠点を構えています。さすが国内の総本山だけあって、ロビーに設置された喫煙ルームもリッチテイスト。なんとアイコス専用ルームまで設置されていました。



▲NTTドコモの本社も入居するオフィスビルにある喫煙ルーム



▲さすがフィリップ・モリスのお膝元だけあって、IQOS専用ルームまで設置。加熱式タバコの未来を伺わせます

さらに蛇足なんですが、フィリップ・モリスの中の人にあれだけ「IQOS 2.4 Plusが買えないんです!」と訴えかけた直後に、なんと買えてしまいました。



▲街中にあるごく一般的な雑貨屋兼タバコ屋さん



▲アイコスの看板が目に入ったので「2.4 Plusありますかー?」とダメ元で聞いたところ「あるよー」とのことでゲットしました。ウレシイ!

たまたま見つかった一例ではありますが、この後に立ち寄ったコンビニ2軒ほどで販売されているのを見かけました。今まで店頭では一切ご尊顔を拝謁することができなかった2.4 Plusだけに、数軒とは言え店頭で販売されているということは、フィリップ・モリスが言うように、IQOS 2.4 Plusの流通量は増えているようです。なかなか買えずに鼻息を荒くしている皆さんも根気よく入手の機会をうかがおうではありませんか!