【ソウル聯合ニュース】韓国国防部が原子力潜水艦の保有に柔軟な立場を示している。同部は昨年までは原子力潜水艦の建造計画はないとの立場だったが、先月に宋永武(ソン・ヨンム)長官が就任して以降、その可能性をほのめかしている。
 宋長官は31日、国会の国防委員会全体会議で、「(原子力潜水艦の建造を)検討する準備ができている」と発言した。就任前の先月の人事聴聞会でも「敵の潜水艦を制圧するためにわれわれも潜水艦が必要だ。原子力潜水艦を考えている」と答えていた。
 国防部が原子力潜水艦の保有に柔軟な立場を示すようになったのは、北朝鮮が核弾頭を搭載した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を開発する可能性が高いと判断したため。SLBMは大陸間弾道ミサイル(ICBM)とともに、核弾頭を搭載できる中核手段に挙げられる。
 ただ、韓国軍の原子力潜水艦保有は政府の非核化の原則に反するもので、安易に検討する問題ではないとの指摘がある。中国などの激しい反発が予想される上、日本に核武装の口実与えかねないからだ。
 韓国では盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権が2003年に、2020年までに4000トン級の原子力潜水艦3隻を建造するとの計画を推進したが、計画が外部に漏れ1年後に白紙になった。
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