ご冥福をお祈りいたします。(写真は2008年撮影)
 - Eddy LEMAISTRE / Corbis via Getty Images

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 フランス映画『突然炎のごとく』『死刑台のエレベーター』などに主演し、ヌーベルバーグの監督たちに愛された名女優ジャンヌ・モローさんが31日(現地時間)、パリの自宅で死去した。89歳だった。フランスのメディアが報じている。

 報道によると、同日の朝にモローさんの家政婦が、亡くなっているのを発見したという。モローさんは、1928年1月23日に、フランス人の父とイギリス人の母の間に誕生。1950年代末からフランスで起こった映画運動ヌーベルバーグの時代には、ルイ・マルの『死刑台のエレベーター』『恋人たち』や、フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』などに主演し、フランスを代表する女優となった。そのほかにも、オーソン・ウェルズの『不滅の物語』、ルイス・ブニュエルの『小間使の日記』、ミケランジェロ・アントニオーニの『夜』などに出演しており、多くの名監督から愛された。

 『雨のしのび逢い』では第13回カンヌ国際映画祭にて主演女優賞を受賞。1990年にはリュック・ベッソンの『ニキータ』で貫禄のある演技を披露している。モローさんは映画界への貢献を評価され、1997年にはヨーロッパ映画賞で生涯貢献賞を、2000年にはベルリン国際映画祭で金熊賞(生涯功労賞)を、2003年にはカンヌ国際映画祭でパルム・ドール名誉賞などを授与されている。(編集部・石神恵美子)