宋永武長官=(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は31日、国会国防委員会の緊急懸案報告資料で同部の宋永武(ソン・ヨンム)長官とマティス米国防長官の会談の早期開催を進めていると明らかにした。

 北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14」の試射で朝鮮半島の安保情勢が揺らいでおり、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の発射台の臨時追加配備やミサイル指針の改定、北朝鮮の核の脅威への対応など、韓米両国間で早急に解決策を探らなければならない懸案が山積していることが背景にある。
 韓米は定例安保協議(SCM)を10月にソウルで開催する予定だが、国防部は両長官の会談を早期に実施して主要軍事懸案を議論するとの意向を示した。
 同会談が行われれば、「核の傘」を含む拡大抑止力の強化など、北朝鮮の核脅威に対する抑止策、韓米ミサイル指針の改定問題、THAAD発射台の臨時配備問題などが集中して扱われる見通しだ。
 これと関連して、国防部は9月の韓米統合国防対話(KIDD)と10月のSCMを機に抑止力の強化策を話し合うとし、この時に米国の戦略兵器の「定例配備」強化問題も扱われると明らかにしたが、国防部は両長官会談をこれらより先に開催する方向で進めていると伝えた。
 国防部は朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に北朝鮮の高度化した核の脅威に対する国民の不安を抑え、抑止力を確保するため、米国の戦略兵器の常時循環配備を米国側と協議してきた。
 韓米両国は、昨年10月に米国で開かれたSCMで戦略兵器の朝鮮半島への循環配備策を議論したが合意に至らず、新設された外交・国防拡大抑止戦略協議体で検討することで意見調整した。
 韓国国防部は、常時循環配備について戦略兵器を朝鮮半島近隣に常時駐屯させるものと解釈してきた。これに対し、米国は中国などの反発を考慮して現在のように韓米間で事案ごとに協議を通じて展開させる方式を好んできた。
 国防部が米国の戦略兵器を循環配備する協議を進める方向に戦略を転換したのは、米国が戦略兵器を朝鮮半島に常時配備するのに難色を示したこともあるが、強大な戦闘力を持つ戦略兵器を常時配備すると、THAAD問題以上に周辺国とのあつれきを生む可能性があり、南北関係の改善などさまざまな面を考慮したためと解釈される。 
ynhrm@yna.co.kr