台風9号と10号、立て続けに直撃  南部で浸水被害が深刻/台湾

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(台北 31日 中央社)29日から30日にかけて、台風9号と10号が立て続けに台湾を襲い、各地に大きな爪痕を残した。中央災害対策センターが31日午後5時に発表した統計によると、台風9号と10号によるけが人は131人に上っており、行方不明者も1人出ている。320カ所で浸水被害が確認されており、その多くが南部の台南市や屏東県、高雄市に集中している。うち30カ所で浸水処理がまだ完了していない。

台南市政府水利局の彭紹博局長によると、同市では30日午後10時から、12時間降水量が250ミリに達した地区が19区、同300ミリを超えた地区は8区あった。同市は30日夜の時点で31日は「通常通り出勤・登校」としていたが、翌日の午前6時25分に急遽、「休業休校措置」に切り替えた。

台風は農業にも深刻な被害をもたらした。行政院(内閣)農業委員会の発表によると、29日から31日午後5時までの農林水産業と関連施設への損失総額は2億3845万台湾元(約8億7197万円)に達している。最も被害が大きかったのは北東部・宜蘭県の1億2040万元(約4億4000万円)で全体の50%を占めた。屏東県6085万元(約2億2300万円)、嘉義県1135万元(約4150万円)などが続いた。

農作物別では、バナナの被害が最も深刻で、被害面積697ヘクタール、被害額は3744万元(約1億3700万円)。

(朱則イ、楊淑閔、楊思瑞/編集:楊千慧)