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2017年7月30日に、世界最大級のガレージキットイベント「ワンダーフェスティバル2017[夏]」が千葉県・幕張メッセで開催された。

「ワンダーフェスティバル」(通称:ワンフェス)は、フィギュアなどを含む造形物である「ガレージキット」を製作したものを展示・販売するイベント。アマチュアでも当日版権システムにより既存のキャラクターを題材とした作品が出展可能となっており、企業ブースも会場限定品などを発売している。また、有名人を招いてのイベントやセッション企画を行うブースも増え、来場者は年々増加している。

○デジタル3D制作のマーケットが熱い!

ここ数年、ホビー分野で過熱しているのが、デジタル3D制作のマーケットだ。日々進化&低価格化する3Dプリンタやペンタブレット製品によって、フィギュアのデジタル原型制作に興味を持つ人は年々増加。デジタル原型を制作するのに欠かせないツールとしては、原型製作向け3Dモデリングツール「ZBrush」(ズィーブラシ)にも注目が集まっている。

ペンタブレットの老舗、ワコムのブースではZBrushと連携し、液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq Pro」と、OS搭載タイプの液晶ペンタブレット「Wacom MobileStudio Pro」の製品を体験できるコーナーを展開。さらに今回は劇場アニメーション作品「BLAME!」の本編に登場したメインキャラクター「霧亥」「サナカン」の3Dデータを使ってのデジタルモデリング体験が行えた。

体験コーナーには、普段あまりデジタル原型やタブレットに触れる機会がないという初心者をはじめ、ブーススタッフに技術的な質問をするZBrush熟練者の姿も多く見られた。そのほか、ブース周辺にはZBrushを使用して3Dプリントで出力したという、漫画作品「ToLOVEる ダークネス」のララ・サタリン・デビルークや、「ToLOVEる ダークネス 2nd」のモモ・ベリア・デビルーク、ライトノベル作品「Re:ゼロから始める異世界生活」のレム等身大フィギュアに展示されおり、来場者の足を止めていた。

○ZBrushの日本語化で手を出しやすい環境に

筆者も「Wacom MobileStudio Pro 13」を使用してZBrushにトライ。何度か本製品に触れているが、蛍光灯の映り込みを低減してくれるアンチグレア(反射防止)のフルフラットガラスの効果で、会場の明るい場所でも快適操作できるのは高ポイント。また、ストローク遅延を感じないスタイラスペン「Wacom Pro Pen 2」の恩恵で、タブレットの操作にも戸惑わない。そして、今年はZBrushは日本語化の実現によって、豊富なツール群やメニューにも戸惑わずに操作できるようになっていた。

何度かワコムブースに訪れているが、毎回来場者は増えているようだ。この理由について体験コーナーのスタッフは「やはりZBrushが2017年6月のバージョンアップ(ZBrush 4R8)で、インタフェースが日本語化されたことが非常に大きいです。また、ZBrush日本語版の解説書も多く発売されているので、初心者にも挑戦しやすい環境が整っていますし」と分析していた。

このほか、ブース近くのステージでは、セミナーやトークショーなども開催され、体験ブース同様に会場も大盛況となっていた。