LED電球にすると電気代はいくらトク?東京都の「無償で交換」を体験してみた

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 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

 利用中の電球2つを参加協力店に持っていくと無料でLED電球1つに交換してくれる事業を、7月10日から東京都がスタートしました。さっそく電球を探し出し、交換してもらってきました。

◆自宅の電球をLEDに変えるとどのくらい節約に?

 東京都が毎年発行している「家庭の省エネハンドブック2017」によると、家電製品別電気使用量は照明器具が18.4%となっています。仮にひと月の電気代が7000円の場合、約1300円(7000円×18.4%)が照明分という概算になります。

 LEDは同程度の明るさの白熱灯に比べて、電力使用量が6分の1程度と言われています。すべての家庭の照明が白熱灯で、そのすべてをLEDに変えた場合、電気代の照明分が月額1300円から220円(1300円÷6)に抑えられる効果が期待できます。年間で考えると約1.3万円、電気代を抑えられることになります。

 すべての電球が白熱灯で1か月1300円使うという前提など、かなりざっくりとした計算ですが、普段の家庭の電気代から概算が出しやすいかもしれません。

◆電球型蛍光灯とLEDは、それほど差が大きくない

 白熱灯に対しては大きな省エネ効果が得られるLED電球ですが、最近普及している電球型蛍光灯との比較だと、劇的な違いがあるとは言えません。

 資源エネルギー庁「家庭の省エネ百科」によると、同程度の明るさの電球で消費電力を比較すると白熱灯が54W、電球型蛍光灯が12W、LED電球が9Wとなっています。LEDと白熱灯を比べると確かに消費電力が1/6ですが、電球型蛍光灯との比較だと3割程度の差になります。

 先ほどと同じ、ざっくりとした計算だと月々約390円(1300円×30%)、年間約4700円の電気代の節約が期待できそうです。

 今回、東京都の電球交換事業は、電球型蛍光灯は交換対象になっていません。大きく省エネ効果が期待できる、白熱灯に専念して換えていこうという方針なのかもしれません。

◆あなたの家に白熱灯電球はある?

 比較的築年数が新しい物件に住んでいる人だと、対象となる電球を探すのに少し苦労するかもしれません。写真は我が家にあったいくつかの電球ですが、この中だと左の2つだけが対象となります。

 右から2番目は電球型蛍光灯で、我が家には一番たくさんありましたが、こちらは交換の対象外です。今回の交換は、条件を満たす白熱灯電球を2個以上を持ち込むことで対応してもらえます。なお、一番右はR型(レフ型)という形状ですが、形状などが違ってもW数などの条件を満たす白熱灯であれば交換対象になります(受け取れるLED電球はオーソドックスな形状であるA型のみ)。

その他にも、
・消費電力が36W以上
・交換する電球のうち1つは口金サイズがE26(直径26mm)
・現在使っている電球(切れたものや新品は本来不可)
・交換は1人1回

 といった条件があります。交換してもらえるLED電球のブランド等は、訪問する店舗によって異なります。都内どこの参加協力店でも交換ができるので、訪問しやすいところや、電話で確認して希望のLED電球と換えてくれるところに出向いても良いかもしれません。

 ちなみに、我が家で隠れていて見つけ出した白熱電球は、お風呂場のシーリングの中にありました。白熱灯が見当たらないという方はチェックしてみてください。

 お風呂場で使う場合、密閉型器具や浴室灯対応が明記されているLED電球を使うと安心です。交換してもらえるモデルが該当するかも事前に確認できると良いですね。

◆無償でくれたLED、買えば1500円弱〜2000円

 私が訪問した店舗の話によると、交換は、電機店の利益にはあまりならないそうです(特に大手ブランドのLED電球と交換してくれるお店では)。