鶏ガラ、丸鶏を中心にした鶏を弱火で10時間以上かけてじっくり煮込んだ「鶏生醤油」(750円)

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特別連載「ABCアナウンサー・横山太一の新店ラーメン食べまくり!〜最強のルーキーを求めて〜」

【写真を見る】但馬地鶏の鶏ガラ、丸鶏、モミジ、手羽先、鶏肉を約8時間煮込んで仕上げる「鶏白湯」(800円)

関西のアナウンサー界で敵なし!?なほど、日々ラーメンを食べ歩く、ABCアナウンサー・横山太一が、最強のルーキーを求めて、大阪を中心に関西の新店ラーメンを食べつくす!

第3回は、大阪・枚方にある「ラーメン あおやま」(2017年3月31日オープン)。

■ ファン心理を鋭く突いた完成度の高い一杯!

年間300杯以上食べていた関西でも有名なブロガーの青山さん。なんと、ラーメン好きが高じて、京都・丹後の人気店「麺家 チャクリキ」に弟子入りしてしまったそう。その青山さんが、約3年の修業を終えて自身の地元、樟葉で「ラーメン あおやま」を開業。味にうるさい、仲間のブロガーたちも舌を巻くほどのおいしさで話題に!ラーメンファンの気持ちを掴んだメニュー構成やサービスも好評。これからが非常に楽しみな1軒だ。

■ 醤油の旨みや個性を楽しませる鶏清湯ラーメン

<おすすめの一杯!>「鶏生醤油」(750円)は、鶏ガラ、丸鶏を中心にした鶏を弱火で10時間以上かけてじっくり煮込んだ。コクの深いスープによって「醤油の旨味がより分かる」印象的な味わいが特徴。仕上げに入れる煮干し油やアクセントの柚子など、細かな演出も楽しい。

■ラーメンデータ<麺>中細・平打・ストレート/140g/製麺所:ミネヤ製麺<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=鶏油/濃度: あっさり◯●◯◯◯こってり/種類:鶏ガラ・丸鶏ほか

<横山アナ実食>「醤油の旨味を立てつつ、スープとのバランスがいい。ネギの切り方までの気遣いが素晴らしい」

<横山チェック>「タレに使用しているのは、3種の醤油。魚介のエキスなどを混ぜずに、ダイレクトに醤油の味わいを伝えます。醤油の上に鶏油を入れて層に。その上にアクセントになる柚子をトッピング。スープと混ざり合うと最高です」

中細麺は、国産小麦を使った香の良さが特徴。しなやかでつるりと喉越しがよく、生醤油だけでなく鶏白湯にも使用する。

<さらに、もう一杯!>野菜を使わず、但馬地鶏の鶏ガラ、丸鶏、モミジ、手羽先、鶏肉を約8時間煮込んで仕上げる白湯スープが特徴の「鶏白湯」(800円)。充分な粘度もあり、「口に入れた瞬間に“旨い!”と感じる」ほど、鶏本来の甘さや旨味が凝縮され、喉越しのいい麺とのバランスも最高。

■ラーメンデータ<麺>中細・平打・ストレート/140g/製麺所:ミネヤ製麺<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=鶏油/濃度: あっさり◯◯◯●◯こってり/種類:鶏ガラ・丸鶏ほか

<横山アナ実食>「オレ的に超ストライク!(笑)。甘さや旨さが凝縮されたしっかりとした味わいが最高です」

<さらに、もう一杯!>「鶏ブラック」(750円)は、但馬産の地鶏を弱火でじっくり時間をかけて炊き上げた鶏清湯に、滋賀県産のたまり醤油のタレを合わせたスープが特徴。醤油のキレを楽しみたい。店主も「極力余分なものをたさないようにしました」と言う、シンプルながらも力強い一杯。

■ラーメンデータ<麺>中細・平打・ストレート/140g/製麺所:ミネヤ製麺<スープ>タレ=醤油・仕上げ油=鶏油/濃度:あっさり◯●◯◯◯こってり/種類:鶏ガラ・丸鶏ほか

<横山アナ実食>「シンプルなたまり醤油の深みがそのままおいしさになっている。背脂との組み合わせも最高」

白い壁と黒いカウンターのコントラストが印象的な店内。奥に長い造りで、テーブル席は2人掛けと4人がけを用意している。

京阪樟葉駅から続くくずはアベニュー沿い。目立つ看板でわかりやすい。ビルの向かって右側に2台分の駐車場を用意している。

「仕込みに時間がかかって、自分で首を締めているんですが、季節の限定麺なども積極的に作っています(笑)。ぜひ食べに来てください」と、店主の青山大樹さん。

■ラーメン あおやま<住所:大阪府枚方市南楠葉1-6-10 シャトー東1F/電話:072-851-6780/時間:11:30〜15:00(LO14:30)、18:00〜22:00(LO21:30) 、土・日11:30〜16:00※売切れ次第終了/休み:水曜・第3木曜/席数:18席(カウンター10、テーブル8)/タバコ:禁煙/駐車場:2台(無料)/交通:京阪樟葉駅より徒歩10分【関西ウォーカー編集部/高田 強】