フィリピン南部ミンダナオ島のマラウィにある政府軍の駐屯地を訪れた、ボクシングのスター選手で上院議員のマニー・パッキャオ氏。フィリピン軍西ミンダナオ司令部提供(2017年7月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ボクシングのスター選手でフィリピン上院議員のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)氏が週末、南部ミンダナオ(Mindanao)島のマラウィ(Marawi)でイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系武装勢力と戦う政府軍の駐屯地を慰問し、自ら加勢を申し出て兵士らを鼓舞した。

 マラウィでは5月に黒いISの旗を掲げた武装集団が市内を襲撃し占拠。建物に放火したり民間人を人質に取ったりして軍に抵抗しており、2か月以上にわたって戦闘が続いている。

 迷彩服に身を包んだパッキャオ氏は29日、マラウィ市内の軍駐屯地で「真のヒーローはマニー・パッキャオではなく、あなたたちだ」と兵士らを激励した。「私はただのボクサーだが、皆さんはわが国に命を捧げている」

 続けてパッキャオ氏は「戦闘が終わったとき、再びここに戻って皆さんと会えることを願っている。もし、私が戻って来たときに戦闘が終わっていなかったなら、私も戦場へ向かおう」と述べた。この演説の間も駐屯地の外からは銃撃音や爆発音が聞こえていた。

 軍によると、ミンダナオ島ではこれまでに武装勢力471人、民間人45人、兵士114人の合わせて630人が死亡している。
【翻訳編集】AFPBB News