日本は世界有数の自動車大国であり、世界をリードする自動車メーカーや部品メーカーが存在する。市場ではガソリン車のほか、ハイブリッド車をよく見かけるようになったが、電気自動車(EV)を見かける機会は多くない。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本は世界有数の自動車大国であり、世界をリードする自動車メーカーや部品メーカーが存在する。市場ではガソリン車のほか、ハイブリッド車をよく見かけるようになったが、電気自動車(EV)を見かける機会は多くない。
 
 中国メディアの環球網はこのほど、日本にはバッテリーについて世界有数の技術があるのに、なぜEVの分野では遅れをとっているのかと疑問を投げかける記事を掲載し、「日本でEVが普及しない理由」について考察している。
 
 米国にはEVメーカーとしてテスラ・モーターズがあるほか、中国にもEVやハイブリッドカーを手がける比亜迪(BYD)汽車がある。記事は「日本は車載バッテリーをはじめ、電池に関する多くの先端技術を持っている」としながらも、EVの生産や販売台数を見ると「EVの世界では世界的に見て遅れている」と主張。この先も日本でEVが発展する見込みは大きくないとし、「これはなかなか理解できない点」と主張した。
 
 さらに、テスラ・モーターズにバッテリーを供給しているパナソニックはEV市場において「バッテリーのサプライヤーとして確固たる地位を築いたと言える」と指摘。また、パナソニックのほかにも、日本はリチウムイオン電池のセパレータや電解液などで世界をリードする立場にあると指摘し、自動車産業における世界的な地位も考慮すれば日本は世界でも有数のEV生産および販売国になっていても不思議ではないことを伝えた。
 
 続けて、日本が世界のEV市場で大きな存在感を示すことができていない背景について、記事は「日本の自動車業界がEV市場についての判断を誤り、燃料電池車(FCV)についての研究を進めたため」だと主張。今後はFCVよりEV市場の方が有望であるとの見方を示し、日本がEV市場で「失った時間を取り戻すのは非常にたいへんなことだ」とした。
 
 中国では路線バスにもEVが取り入れられてきている。また、前述のBYDは日本のバス運行会社にEVバスを納入した実績を持つ。ガソリン車とEV、そしてハイブリットカーとFCVなど、現在は様々な動力の車がある。記事はあくまでもEVが将来的に有望との見方を示しているが、今後はどの動力の車が主流になっていくのだろうか。動向を注意深く見守っていく必要がありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)