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山口県の沖合に浮かぶ瀬戸内の島、周防大島。柑橘系の栽培が有名なことから"みかんの島"とも呼ばれる同島には、島の果物を使ったジャム専門店「瀬戸内ジャムズガーデン」がある。そこで、夏限定スイーツとして"ジャムをかけて食べるかき氷"という、なんともレアな一品が食べられると聞き、お店に行ってみた。

島の周囲をぐるりと囲む主要道路から外れ、車も人通りも少ない小路を進むと、まるでヨーロッパの雑貨店のような可愛らしい外観のお店を発見。離島にあるとは思えないオシャレ感たっぷりのこの店が、お目当てのジャム専門店だ。

○年に15万本も売れる人気ショップ

お店の中に入ると、色とりどりのジャムがズラリ。筆者が女子なら、きっと「わぁー宝石みたい!」と声をあげたに違いない。ミカンやイチゴ、マーマレードはもちろん、すもも、梅、はっさく、イチジク……など、定番から珍しいものまで幅広くそろう。お店の方に聞いたところ、季節ごとに旬の果物を使ったジャムをつくるとあって1年に170種もの商品が棚に並ぶという。このラインナップを眺めているだけでも、なんだか楽しい気分になる。

正直、お世辞にも交通の便がいいとは言えない。しかし、お店にはひっきりなしにお客が訪れる。この立地ながら、なんと1年に15万本ものジャムが売れるというから驚きだ。その人気の理由はやはり"味"に尽きる。

味のこだわりを店主の松嶋匡史さんに聞いてみたところ、「それぞれ食材の良さを引き立てる味付けにしています。例えば『このはっさくは島の北側の斜面で育ったもので酸味が強めだから紅茶で味付けしよう』という風に、食材に合わせて味付けを変えているんです。すべて同じ味に仕上げることもできるのですが、やはり農家の方が一生懸命つくってくださった果物を、一番おいしい味で食べてもらいたいので」と話していた。

試食させてもらうと、甘いものだけでなく、ラム酒などアルコールを使ったオトナな味わいのもの、上品な酸味が口いっぱいに広がるもの……など、一つひとつがまったく違う味に仕上がっている。ジャムとはこんなにも奥深いなのか! と思わずハッとさせられた。これはスゴい。

○いよいよ"ジャムをかけて食べるかき氷"が登場

お目当てのかき氷は、このこだわりジャムをかけて味わうスイーツとのこと。ますます期待が高まる。ショップの隣はカフェになっており、かき氷もそこで食べられる。

さっそく注文して運ばれてきたかき氷がこちら、「爽快! 贅沢フルーツソースかき氷」(税込980円)。筆者が女子なら、きっと「わぁー宝石みたい」(2度目)と声をあげたに違いない。シロップ漬けのフルーツとバニラアイスがトッピングされたふわふわの氷、その脇をレモン、イチゴ、白桃のジャムことかき氷ソースとモヒートソースが固める。これほどインスタ映えしそうなかき氷は見たことがない。

食べ方は、3種の好みのソースをひとつずつかけて食べる。混ぜながらかけて食べる。最後にモヒートソースをかけて食べる。と、色んな楽しみ方ができる。

食べてみると、ひんやり冷たい氷としっかり甘いジャムが相性抜群。それもそのはず、ジャムは"かき氷用ソース"という専用のものなのだ。氷で味が薄まらないように通常のジャムよりも糖度を高めたソース仕立てになっている。

また、モヒートソースをかけてみると、今度はガラリと大人の味わいへと変化。スッと鼻を抜けるミントの爽やかな風味が、よりかき氷の清涼感を高めてくれる。色んなソースの味を楽しみながらパクパク食べていると、あっという間に完食。

かき氷と言えども、手作りのジャムやシロップ漬けのフルーツが付いているとあって、とても手の込んだ一品。これが税込980円で味わえるのは、かなりお得にが感じられる。提供期間は6〜9月初旬頃までなので、この夏休みはかき氷目当てに瀬戸内の島を訪れてみるのもいいかもしれない。

「瀬戸内ジャムズガーデン」の所在地は、山口県大島郡周防大島町日前331-8。営業時間は10〜18時(11月末〜3月までは〜17時)、定休日は水、木曜日(木曜日はジャム販売のみ)となっている。