30日、中国政府の要請でアップルが中国の「App Store」からVPNアプリを削除することが明らかになり、批判が相次いでいる。写真は上海のアップルストア。

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2017年7月30日、ボイス・オブ・アメリカによると、米アップルはアプリを配信している中国の「App Store」から、インターネットの仮想プライベートネットワーク(VPN)用アプリを削除することを認めた。

VPNは中国のネット規制をすり抜けて海外のインターネットサイトや情報にアクセスするのに使われてきたが、許可されていないVPNの使用を禁止する法律が2017年に入って中国で成立した。

「新たな法規に適合しないVPNアプリを削除するように求められた」とする今回のアップルの対応は、中国当局のネット規制に屈服したことを意味している。

VPNアプリ「Express VPN」を開発、提供しているExpress VPN社によると、アップルのスマートフォン用OS「iOS」向けのVPNアプリは全滅で、「今回の厳しい措置に失望し、アップルが中国の規制に協力したことに困惑している」と公式ブログでコメントした。

セキュリティーアプリを開発しているGolden Frog社の責任者は、「FBIのセキュリティー解除要求に毅然と対応したアップルをわれわれは支持した。だから今回中国の圧力に屈服し、VPNアプリを削除したことに強く失望している」とコメントした。

なお、中国はアップルにとって国外最大の市場となっている。(翻訳・編集/岡田)