31日、韓国メディアによると、韓国南東部・蔚山には日本統治時代に日本軍が朝鮮人を徴用して掘らせた岩壁の洞窟が四つ残っている。これまで放置されていたその場所が最近、洞窟公園として新たに生まれ変わったという。写真は蔚山。

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2017年7月31日、韓国・YTNによると、韓国南東部・蔚山には日本統治時代に日本軍が朝鮮人を徴用して掘らせた岩壁の洞窟が四つ残っている。これまで放置されていたその場所が最近、洞窟公園として新たに生まれ変わった。

長さ約60メートルの一つ目の洞窟には、当時の蔚山の生活や日本統治時代の強制徴用に関する写真や資料が展示されている。長さ約42メートルの二つ目の洞窟にはアドベンチャーゾーンとしてクマやトラ、シカなどの動物の模型が設置されており、まるで洞窟を探検しているような空間が演出されている。

四つの中で最も長い三つ目の洞窟(約62メートル)は、子どもたちに人気のデジタルスケッチゾーン。訪問客が描いた魚がスクリーン上の水族館に現れて生き生きと泳ぎ出すという不思議な体験ができる。約16メートルの四つ目の洞窟は骸骨の置物などが並ぶ恐怖体験ゾーン。また、洞窟の中央に作られた地下広場は、テーマが決められている他の洞窟とは違い、季節ごとにさまざまなイベントを開催する空間として活用されるという。

蔚山のソ・ドンウク南区庁長は「日本統治時代に補給物資倉庫として使われた洞窟を歴史と文化を体感できる特色ある公園として造成した」と説明した。

これについて、韓国のネットユーザーからは「娘と一緒に行ってきたけど、とても素敵な空間だった。たくさんの人に訪れてほしい」「日本に苦しめられた先祖の姿を子どもたちに正確に伝えていこう」「いい試みだ。私たちが絶対に忘れてはならない歴史だから」など好意的なコメントが寄せられている。

一方で「その洞窟が掘られた理由や当時の生活について学べる場所になったらいいと思うが、一つ目の洞窟以外は…」と指摘する声や、「せっかくなら多くの人が訪れるように豊富な内容をしっかり管理し、日本の蛮行を記憶しよう」「収益は日本統治時代に苦しんだ人たちに寄付してほしい」と提案する声も。

また、「日本統治の名残は処分するべき」「僕はこういう施設を作ることに反対。つらい強制徴用の現場を無理に観光化させる必要があるのか…」「そうやって楽しい空間にするから日本植民地時代を美化する韓国人が多いのでは?」など否定的な意見もみられた。(翻訳・編集/堂本)