バングラデシュ・ボグラの警察署で、逮捕された与党アワミ連盟と関係のある労組指導者(左から2人目)ら(2017年7月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】バングラデシュ・ボグラ(Bogra)で30日、10代少女に対する性的暴行容疑で男ら4人が逮捕された。地元警察当局が同日、明らかにした。事件では、容疑者の妻が、少女と母親の頭髪を「罰」としてそり落としたとされ、保守的な同国には衝撃が走った。

 逮捕された4人の中には、与党アワミ連盟(Awami League)と関係のある労組指導者、トゥファン・サルカー(Tufan Sarker)容疑者(25)も含まれていた。逮捕前、病院で警察の保護下にある被害女性らの写真が公開され、市民の間からは怒りの声が上がっていた。

 サルカー容疑者の妻、アシャ・カトゥン(Asha Khatun)容疑者をめぐっては、女性らを無理やり自宅に連れ込んで暴力を振るい、2人の頭髪をそり落としたとされている。カトゥン容疑者の行方は分かっておらず、現在も捜査が続けられている。

 地元警察当局はAFPに対し、サルカー容疑者は自宅で少女に性的暴行を加えた罪で訴追されたと述べた。またサルカー容疑者が「もし誰かに話したら母親と共に殺すと少女を脅していた」ことも明らかにしている。

 逮捕を前に、頭髪をそり落とされた女性らの写真がインターネット上で広がり、市民の間からは怒りが噴出。警察に対して、迅速な対応を求める声が上がった。

 被害に遭った少女は、カトゥン容疑者が、夫と自分との関係を疑っていたと話しているという。少女の身元は公表されていない。

 また、地元ニュース番組に対して少女は、「彼らは私の髪をすべてそり落した。何度も謝ったが聞いてもらえなかった。彼らは私の母も殴り、母の髪もそった」と話した。

 警察は、ボグラ市で議員を務めるサルカー容疑者の義理の姉妹についても、被害者らへの暴力行為に男らを加担させた容疑で捜査を進めていることを明らかにしている。
【翻訳編集】AFPBB News