おいしそう……!アニメ版でおなじみの“とろけるチーズ”
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 ヨハンナ・スピリの名作児童文学「アルプスの少女ハイジ」を、スイス&ドイツで新たに実写化する映画『ハイジ アルプスの物語』(8月26日公開)で、1974年のアニメ版(演出:高畑勲、場面設定・画面構成:宮崎駿)を思わせる名シーンの場面写真が一挙公開となった。

 公開された場面写真は、頑固だけど優しいおじいさん(ブルーノ・ガンツ)とともに暮らすアルプスの山での日々から、足の不自由なクララお嬢様(イザベル・オットマン)の話し相手として連れられてきた大都会フランクフルトでの慣れない生活まで、少女ハイジ(アヌーク・シュテフェン)の激動の日々を切り取ったもの。

 おじいさんにつくってもらった「とろけるチーズ」をのせたパンを頬張り、屋根裏の“干し草のベッド”ではしゃぎ、おじいさんとそりで遊び、大自然に囲まれたハイジは水を得た魚のよう。かたや、フランクフルトのゼーゼマン家では柔らかい白パンも食べられる裕福な暮らしだが、教育係のロッテンマイヤーさん(カタリーナ・シュットラー)の厳しいしつけでハイジは委縮していき、クララのおばあ様(ハンネローレ・ホーガー)だけが唯一の理解者。そのおばあ様に絵本を読み聞かせてもらい、ハイジがつかの間安堵するシーンは涙なしに見られない。そのほか動物の苦手なロッテンマイヤーさんが屋敷で子猫たちを発見して気絶しそうになるシーンも。

 「制作にあたって(アニメ版に)大変な影響を受けた」というアラン・グスポーナー監督。さらに原作が発表された当時の時代考証も徹底し、準備段階ではおじいさんの山小屋が立つ場所、そこでの生活を調べることにほとんどの時間を費やした。「アルプスに行って、水道もなく暖を取るために薪を集めなければいけない生活がどんなものなのかを、実際に体験してみた」とこだわりを語っている。(編集部・石井百合子)

映画『ハイジ アルプスの物語』は8月26日より YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開