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ニッポン放送 吉田尚記の家電アナ観察記+(プラス)



ニッポン放送 吉田尚記:家電アナ観察記+(プラス)連載一覧ページ

スマホは進化の袋小路へ突入

個室を飛び出し共有の時代へ



ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記は、家電の進化の歴史を追い続けるガジェット学者である。そんなヨシダーウィンに「これがスマホの進化の極致!」と言わしめたのが、ソニーの『Xperia XZ Premium』だ。

今月のZOOM! 観察ガジェット

スマホの未来を見据えるXperiaガジェット



ソニー

Xperia XZ Premium

実勢価格:7万3100円(SIMフリー64GB)

最新スマートフォン『Xperia XZ Premium』は、4K HDR動画への対応や960fpsの高速撮影による「スーパースローモーション」を実現し、さらなる進化を遂げたカメラ機能が特徴。

「洗練に洗練を重ね、『Xperia XZ』はスマホを究極的なレベルにまで進化させた。今回もカメラ性能には力が入ってて、目玉は1秒あたり最大960コマで撮る“スーパースローモーション撮影”。ニコ生でやっている番組の企画で使ってみたけど、この革命的技術をスマホに載せるってどれだけ贅沢なんだ!?」と、吉田はお笑い芸人・ハリウッドザコシショウのゴムパッチン動画を見せ付ける。確かに、黒パン一丁の男がゴムを口にくわえている姿をソニーの最高技術を使って眺めるなんて、贅沢と言うほかない。



▲芸人のゴムパッチン動画をスーパースローモーションで! 他にはない多彩な動画をYouTubeやインスタなどへ投稿できる。

「バッテリー寿命を延ばす“いたわり充電”も面白い機能。バッテリー負荷を減らすために充電速度を調節し、例えば朝目覚める時間に100%になるよう充電することが可能なんだ」。細かいところにも手が届く『Xperia XZ』だが、一方でヨシダーウィンは「スマホの進化が究極的なところまで行き、袋小路に来たなという感覚はある。スマホ市場の飽和は明らかというなかで、次なるニーズを探る段階に来ていると思うんだ」とも話す。

「スマホはもちろん、ヘッドホンの高級化を見ても個人用デバイスの進化は極限まで達しつつある。いわば1人で楽しむための“個室の快適化”はほぼ達成され、次は“共有スペースをどう快適に、面白くするか”が重要になるのではないか。そこで注目したのがソニーの触って動かすプロジェクター『Xperia Touch』。壁や机に投影したスクリーンをタッチ操作できるという未来感溢れるガジェット。俺なんかは職場の机が散らかってるから、書類データを壁に投影するなんて使い方もアリだよね」。その他、きちんと机を片付けられる人間に進化するという手もアリだと思うぞ。



▲首にかけているソニーのプロトタイプガジェット『N』と『Xperia XZ』を連携して使用する吉田アナ。ここからスマホの次が見えてくる?

顔を上げればそこは未来

進化の決め手は姿勢にアリ



「役者が映像に合わせて動いてきた従来のプロジェクションマッピングと違い、映像に触れられる『Xperia Touch』はプロジェクションマッピングがインタラクティブ化している。そういう意味ではゲームに可能性がありそう」

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スマホの未来を見据えるXperiaガジェット



ソニー

Xperia Touch

実勢価格:16万1870円

テーブルや壁に投写し、タッチ操作できる超短焦点プロジェクター『Xperia Touch』。Android OSを搭載し、様々なアプリを楽しむこともできる。

「これまで画面の中にしか存在しなかったゲームを、画面の外へ開放できるんだ」と進化の行く末を占うヨシダーウィンは、「広大なネット空間を覗き込むための窓がスマホならば、『Xperia Touch』は出口であり噴射口。『Xperia Touch』をスマホのように覗き込むことはないわけで、これは“人の顔を上げ、姿勢を変えさせるデバイス”とも言える。人間は姿勢が変わると気持ちも行動も変わってくるはずで、ここから新しい何かが生まれる可能性は大いにある」とアゴを上げ、目線だけは下にドヤってみせるのだった。



▲家ではサブスクリプションアプリでアニメを投影。タッチできるのは23インチ投影時のみです。

「現状、インターネットには超パブリックなものと超個人的なものしかないという感覚があるけれど、今後は数人で共有するようなセミパブリックなレベルのものが掘り起こされていくと思う。FacebookなどSNSの登場で現実とネットの境界線が曖昧になったように、必要以上にプライバシーを気にしないという世界への変化も見て取れるよね。『Xperia Touch』はまさに共有の時代のガジェットなんだ」と語る家電アナだが、取材用に借りていた『Xperia Touch』の個人情報設定をそのままにしてソニーに返却し、後で慌ててリセットしてもらったのはここだけの秘密だ。

「さらにこの先の10年、注目すべきは“音声”。寝転がろうが歩いてようが、視覚にすらとらわれずどんな姿勢でも操作できるのが音声の強み。AppleやGoogleのスマートスピーカーからも目が離せないし、俺自身“ラジオ屋”として勝負しないワケにはいかない!」とヨシダーウィンは顔を上げ、姿勢を正して武者震い。ガジェットの発展を見届けてきた男が自ら進化の戦場の前線に立つ日も、そう遠くはなさそうだ。



▲『Xperia Touch』のピアノアプリを机に投影し、シンガーソングライターに演奏してもらう、ということをやっていただきました!

吉田 尚記(よしだひさのり)/職場のデスクを片付ける能力に関しては未進化なニッポン放送の家電好きアナウンサー。アイドルやアニメ、落語に精通しているほか、ガジェット進化の袋小路から抜け出すためにはまず姿勢からと、デューク更家に弟子入りするとかしないとか。

文/アメリカ・アマゾン(@America_Amazon)

※『デジモノステーション』2017年9月号より抜粋