夜空に浮かぶ無数の星や天の川などの姿を見事に切り取った写真には、見た者の目をくぎ付けにする魅力があるものですが、その中にはあまりにも美麗すぎて完全に現実を超越した「フェイク」なものも多く存在しているようです。世界有数の経済誌「Forbes」はネットに見られるウソの宇宙写真の例をいくつか挙げて解説しています。

Sorry, Internet, Some Of Your Favorite Space Pictures Are Fakes

https://www.forbes.com/sites/startswithabang/2017/07/24/sorry-internet-some-of-your-favorite-space-pictures-are-fakes/#3e03eba0437e

Forbesが「フェイク」として取り上げた写真の一例がコレ。「Sunset at the North Pole」(北極の日没)と名付けられてネットで拡散されたものですが、実際にはアーティストのInga Nielsen氏が数年前に発表した作品「Hideaway」というもので、本人はデジタル合成したものだと明らかにしています。



あたかも、打ち上げ時に雲を突き抜けた瞬間を捉えたかのようなスペースシャトルの写真ですが、実際には機体の角度などが現実と合致していません。発射台のスペースシャトルの写真と、それとは全く関係ない雲の写真を合成したもの。



「ヒマラヤに浮かぶ虹の雲」などといったキャプションとともにネットで広がった写真ですが、実際にはCGで描かれた「The Ruins」という作品。つまり、本来は創作物であるにもかかわらず、誰かの策略によって「奇跡の写真」のような雰囲気で拡散されたものというわけ。



この長時間露光写真も現実にありそうな光景ですが、やはりフェイク。そもそも、夜空に浮かぶ星の色に紫や緑、インディゴブルーといったものは存在しません。実際の画像をベースにはしているようですが、あとでかなり手が入れられている作品である模様。



この、湖に浮かぶオーロラの光景は本物に見えますが、やっぱりニセモノ。オーロラは見事に水面に反射していますが、地形を反転させることを忘れていたようです。



ピラミッドの向こうに浮かぶ大銀河の写真。実際にありそうな光景ではありますが、そもそもこんな大きさで銀河が見えるわけではないので……



本当は、以下の2枚の写真を合成して作ったものだったというわけです。



この他にも、Forbesの記事ではフェイクの宇宙写真を見ることができます。