優勝を決めた成田美寿々は歓喜の ”水シャワー”

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 ◇女子ゴルフツアー 大東建託いい部屋ネット・レディース最終日(2017年7月30日 山梨県鳴沢村 鳴沢ゴルフ倶楽部=6587ヤード、パー72)

 首位でスタートした成田美寿々(24=オンワードホールディングス)が前半の5バーディーで独走態勢を固めて67、通算21アンダー、267で15年6月のサントリー・レディース以来となるツアー8勝目を挙げた。4打差の2位はテレサ・ルー(29=台湾)で2週連続優勝を狙った穴井詩(29=GOLF5)は8打差5位に終わった。

 8勝の中では最もストレスの少ない優勝となった。成田は4打差リードで迎えた最終18番では「差が広がっていたので、最後は格好良く決めたかった」とバーディーを狙ったものの、パー。余裕のフィニッシュとなった。

 4打差から出た最終日。1番でいきなりのバーディーを決めると、3番も2メートルを沈めてスコアを伸ばした。4番で今大会58ホール目で初のボギーを記録しても、次の5番で取り返す。9番で早くも目標にした20アンダーに到達。4日間競技のツアー記録、24アンダーには及ばなかったものの、21アンダーは今季最高の数字となった。

 拓大紅陵からプロ入りし12年から4年連続で優勝。しかし、ここ2年間は遠ざかり「やっとという感じです。でも順調に来た後、苦しんだ結果がこの優勝になったと思います」とブランクを経ての1勝をかみしめる。15年オフに力強いフェードを目指してスイング改造に取り組み、16年後半からは手応えを感じていた。今季発表されている1Wの飛距離は249・50ヤードで8位につけている。

 ゴルファーには珍しく「メジャーより金メダル」という五輪派。リオ五輪出場を逃し迎えた17年、父・俊弘さんは東京五輪へ向けた「4カ年計画」の1年目と位置づけている。「出場するだけでなく金を目指す」という成田は東京五輪制覇へ向け、今季は女王の座を見据える。「トップとは4000万円ぐらいの差であと17試合。平均バーディー数を4(現在3・7170)にして、パットも1位になれば賞金女王も見えてくる」と力強かった。

 ▼2位テレサ・ルー 悔しいところがいっぱい。ほとんどチャンスに付いたのにみんな(パットが)ショート。美寿々さんのスコアが遠すぎたので、逆に自分のゴルフに集中できた。(大会タイの64で猛追)

 ▼4位永井花奈 ショットが良くてバーディーチャンスも多かったのがいいスコアにつながった。今季の目標は優勝なので、早く勝ちたい。(自身の今季最高位)

 ▼20位古江彩佳 3日間アンダー、60台で回れたのに、最終日に崩れてしまったのはちょっと悔しい。(滝川二高2年。最終日は74もベストアマ)