11回目の優勝にポーズする宮本

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 ◇男子ゴルフツアー ダンロップ・スリクソン福島オープン最終日(2017年7月30日 福島県西郷村 グランディ那須白河GC=6961ヤード、パー72)

 首位に1打差の3位で出た宮本勝昌(44=ハートンホテル)が9バーディー、ボギーなしで終え、自身を含む過去7人が記録した大会コースレコードに並ぶ63をマーク。通算22アンダー、266で逆転し、14年日本シリーズJTカップ以来3年ぶりのツアー通算11勝目を挙げた。

 1打リードで迎えた18番パー5。宮本は残り245ヤードから3Wで奥3メートルに2オン。イーグルは逃したもののバーディーフィニッシュ。後続の2位I・H・ホに2打差をつけて優勝に大きく近づいた。

 「ティーショットも2打目も100点。18番だけアドレナリンが出た。イーグルパットが入れば“絵的”には良かったけど」と白い歯をこぼした。

 1打差を追った。7番で2メートルを沈めて首位に並び、9番は第2打を50センチに寄せて単独首位へ。その後もI・H・ホと競り合ったが、バーディーを重ねて最後は突き放した。

 44歳でのツアー11勝目。「40歳を過ぎた人はもう優勝できないと常に思っている。自分も14年日本シリーズが人生最後と思っていた。また人生最後の優勝ができてうれしい」としみじみ語った。

 4月のパナソニック・オープン。優勝を懸けたプレーオフ1ホール目の第1打をOBにして自滅。「もう一度という火が付いた」。だが、直後に腰椎椎間板ヘルニアを発症。5月の関西オープンは第2日に途中棄権も余儀なくされた。太田敦トレーナー(40)によると「痛みを止めるため4種類の注射を試し、3週間効く注射を見つけた」。7月の長嶋茂雄招待セガサミー・カップ後、3カ所に注射を打った。2種類の飲み薬も服用。体はボロボロだった。

 今大会優勝で2年シードを獲得した。生涯獲得賞金ランキング25位以内(現在8位)の資格を行使すれば1年間出場でき、48歳のシーズンまではレギュラーで戦える。今後の目標を聞かれると「48歳まで命が延びた。人生最後の優勝をもう一回したい」とツアー12勝目への意欲を示した。