29日、韓国・聯合ニュースによると、減少していた韓国の死亡率が、再び増加に転じている。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真はソウル。

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2017年7月29日、韓国・聯合ニュースによると、減少していた韓国の死亡率が、再び増加に転じている。

韓国統計庁によると、人口10万人当たりの年間死亡者数(死亡率)は、1983年には637.8人だったが、1984年になると585.2人に減少し、初めて500人台となった。以降の死亡率は増減を繰り返しながらも、06年(495.6人)、07年(498.4人)、08年(498.2人)、09年(497.3人)と、4年連続で400人台を記録し着実に減少を続けていた。

しかし死亡率は、その後増加に転じ、15年には541.5人まで急増。539.8人だった1992年の水準に回帰した。聯合ニュースは、死亡率がU字曲線を描くのは高齢化が一層深刻化したためと分析する。

全人口のうち65歳以上の人口の割合が7%を超えると「高齢化社会」、14%を超えると「高齢社会」と分類するが、韓国は住民登録人口を基準に、2000年に65歳以上の人口が7%を超え、高齢化社会に突入した。 今年4月末現在の割合は13.8%で、高齢社会を目前にしている。

統計庁の関係者は、「保健と経済水準がよくなり、死亡率が低くなったが、今は高齢人口自体が多くなったため、死者数も多くなり死亡率が上がった」と分析した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「老人が増えたんじゃなくて、子供が少なくなったんだ」「子供を育てるのが大変なのに、若者が増えるわけない」「雇用もない中、子供を作れるか」など、死亡率の増加は、高齢者の増加問題というより少子化問題とする意見が多く寄せられた。

また、「生活が厳しい中、結婚は冒険であり、出産は贅沢」と、死亡率の増加原因である少子化問題は経済問題とする声もみられた。(翻訳・編集/三田)