「女子ゴルフ・大東建託いい部屋ネットレディース・最終日」(30日、鳴沢GC=パー72)

 首位から出た成田美寿々(24)=オンワードホールディングス=が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算21アンダーで今季初優勝を果たした。2015年サントリーレディース以来となるツアー通算8勝目。トーナメントコースレコードの64を出したテレサ・ルーが通算17アンダーで2位。2週連続優勝を狙った穴井詩は5位に終わった。

 最終18番、成田は30センチのウイニングパットを沈めると、左の拳に力を込めた。約2年ぶりの美酒。「やっと勝てた。2年間勝てなかったので、苦しんだ末の勝利。これを糧にもっと強くなりたい」と感慨に浸った。

 2位に4打差首位から出て、切れ味鋭いショットを武器にバーディーを重ねた。1番で2・5メートルを沈め、3番は3メートル。4番で奥から3パットをし、今週初めてのボギーをたたいたが、5番で第2打を50センチにつけ、すぐに取り返した。ティーショットがフェアウエーを外したのは18番だけ。見守った父・俊弘さん(62)は「横綱相撲でしたね」と評した。

 ゴルフ人生最大の目標は20年東京五輪金メダル。昨年暮れには家族で話し合いをし、五輪4カ年計画を立てた。1年目の今季の目標は平均ストローク70・5、平均バーディー数4・0、平均パット数1位、全米女子オープン出場権を確保できる賞金ランク5位以内-で、この優勝ですべてで1歩前進した。

 3週前のニッポンハムレディースから5、4、3位ときて、2位を飛び越しての優勝。「常に上位で戦っている選手に優勝のチャンスがある。これからも上位を維持し優勝を重ねたい」。トンネルを抜けた日の丸エース候補が再進撃を始めた。