皇帝ユリウス・カエサルに歯向かったことで有名なローマの政治家、小カトー(Cato the Younger)の言葉から学んでみましょう。これらの引用句は、カトー自身が書いたものではなく、カトーのそばにいた有名な伝記作家プルタルコスによって記されたものです。

「黙っている方がましな事を言わないようになれたら、演説を始めよう」

- Cato the Younger, Plutarch’s Lives

また、その大半が小カトーによるものだと考えられている、古いラテン語のテキスト『Distichs of Cato(カトー二行連句集)』でも、次の言葉が見つかります。

「一番の美徳は、口を慎むことだ。静寂を保つことを知っている者は神のそばにいる」

- Dionysius Cato

その意味するもの

私たちの多くは、思ったり感じたりしたことをすぐに口に出してしまいますが、たいてい、それは賢明なことではありません。言葉には、良いことをする力もありますが、人を傷つけたり、怒らせたり、また、自らに災いをもたらす力も持っています。最善なのは、何も言わないことである場合も多いのです。

小カトーは次のようにも言っています。

「誰かが口を開くときには、静かに見守るように。演説は、その人の内なる魂を隠しもすれば、明らかにもする」

- Cato the Younger, Plutarch’s Lives

演説は、お互いがオープンにコミュニケーションをする方法として編み出されたものです。しかし演説はよく、人を欺いたり間違った方向へ導くためにも使われます。よって、あなたが口を慎み伝える必要のある真実だけを話すことを学ぶなら、善の道を踏み外すことはありません。

そこから学べること

言うべきかどうか定かではないときは、「沈黙は金(きん)なり」です。とはいえ、あなたが正しいと信じることを主張してはいけない、という意味ではありません。自分にとって真に重要なことだけを口にするほうが、長期的には良い結果になると言っているのです。とくに、不確かな状況の中で「なんとなく」何かを言うのは、百害あって一利なしです。あなたの口から出るすべての言葉は、あなたにダメージを与えたり、あなたを不利にさせたりする可能性があります。

ですので、口を開く前に「これは本当に言う必要があることだろうか?」と自分に尋ねてください。答えがNOなら、静寂を保ち、精神の集中を切らさないようにします。どちらがいいかわからないときは、ウサギのとんすけの言葉に従いましょう「ナイスなことが言えないのなら、何も言わないほうがいい」

さらに小カトーに興味がある方は、ここで『Plutarch's Lives(プルタルコス英雄伝)』の小カトーに関する記述(英文)を読むことができますよ。

Don't Speak Unless It's Something Worth Saying | Lifehacker US

Image: Dean Drobot / Shutterstock.com

Source: Wikipedia 1, 2, Stephen Hitchens / YouTube, The Internet Classics Archive

Reference: Wikipedia