2004年にアカデミー主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロンが冷戦中のMI6のスパイを演じる「Atomic Blonde(アトミック・ブロンド)」が2017年10月、日本で公開されます。YouTubeで撮影の裏側の様子が公開されているのですが、主演のシャーリーズ・セロンが「本職のスタントマンか格闘家なのでは……?」と思ってしまうほどの歯が強い肉弾戦を繰り広げており、約2分の短いムービーながら、圧倒されます。

Atomic Blonde - Fight Like a Girl [HD] - YouTube

アトミック・ブロンドは、消えた「世界を揺るがす最高機密のリスト」を奪還すべく、イギリスの諜報機関MI6きってのスパイ、ロレーン・ブロートンに任務が与えられるというアクション映画。原作はグラフィックノベルの「The Coldest City」で、主演のシャーリーズ・セロンはとにかくキレッキレのアクションシーンを披露します。



スパイという設定なので、シーンによって雰囲気がまったく異なり、黒髪でセクシーな印象から……





ブロンドのモデルのようないでたちまで。



しかし、見どころは投げ飛ばされる・投げ飛ばす・殴る・蹴る・体当たりするなどの激しいアクションシーン。



以下はアクションシーンの訓練の様子。大の男を投げ飛ばし、殴りつけた後に……



男性を飛び越えてその先にある銃に手を伸ばします。



ぐるんと前転してから……



銃を構えます。



シャーリーズ・セロンのアクションについて、「彼女はアクションができるトップ1%の女優に入る」と語るデイビッド・リーチ監督。



プロテクターをつけた男性を……



蹴り倒すシャーリーズ・セロン。



これが映画だとこういうシーンになります。



「当初は彼女のスキルを知らなかったので、1つのシーンをいくつかのカットで構成する予定でした」と語るスタント・コーディネーターのサム・ハーグレイブ氏。しかしシャーリーズ・セロンの能力を見て予定を変更することにしたそうです。



布を手にしたシャーリーズ・セロン。



男性がパンチを繰り出してくると、その布を腕に巻き付け……





さらにぐるりと首に巻き付け……



動きを封じます。この間わずか3秒ほど。



足を引っかけて倒すシーン。







シャーリーズ・セロンは20の動きをカットせずに行うことが可能だっため、監督は、スタント・コーディネーターにより複雑で長いアクションシーンを追加するように要請。そのため、カメラアングルを切り替えることなく、真正面から長回しで長いアクションシーンを撮影し続けることも可能に。これは確かにアクション映画ではあまり見ないカットです。



「わたしには強い忍耐力を持ったすばらしい先生たちがいました」と語るシャーリーズ・セロン。



アクションは複数のマーシャルアーツのインストラクターの指導のもと訓練が行われました。



自重を利用して相手を引き倒すアクション。





映画ではこのようにいかされます。









映画のアクションシーンは「実際に、女性はどうやったら自分の腕で戦えるのか?」ということを中心として作り上げられました。





男性が男性と戦うのと、女性が男性と戦うのでは、力の差もあって戦い方が異なります。





なのでキッチンで戦う時は道具を武器として使用し……



時には冷凍庫の扉さえ利用します。





撮影した映像を確認する面々。



納得がいかなかったのか、「もう一度やりましょう。やれるから」と撮影に戻ります。



こうして何度も撮影が繰り替えされます。













あまりにも激しいアクションが続いたため、「スタントの男性に謝罪を示すため、たくさんのお酒を買わなくてはいけませんでした」とのこと。



……が、スタントたちがケガを負うことはなかったそうです。投げ飛ばされたあとに……



「大丈夫?」とシャーリーズ・セロンに心配されるスタントの姿もありました。



「もしかすると家で泣いていたのかもしれないけれど、少なくとも私には大丈夫だと言っていました」とのこと。



なお、アトミック・ブロンドの日本語字幕付予告編は以下から見ることができます。

映画『アトミック・ブロンド』特報 - YouTube