アルビレックス新潟FW河田篤秀

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[7.30 J1第19節 FC東京1-1新潟 味スタ]

 同点に追い付かれた直後に出番は巡ってくる。FW平松宗に代わってピッチに送り込まれたアルビレックス新潟FW河田篤秀は、初となるJ1リーグのピッチへと足を踏み入れた――。

 1992年9月18日生まれで現在24歳の河田は、阪南大からアルビレックス新潟シンガポールに加入して2シーズンを過ごし、Sリーグ通算43試合で19ゴールを挙げて昨季はシンガポールリーグのPlayer of the Yearを獲得。今季から新潟に加入したものの、シーズン中に右足の手術を行った影響もあり、リーグ戦での出場機会はなかった。しかし、中断明け初戦のFC東京戦でベンチ入りを果たすと、1-1で迎えた後半26分にその瞬間が訪れる。

「『早く呼ばれないかな』という気持ちでずっといた」とアップを続けていた河田にスタッフから声が掛かる。「素直にうれしかった」とその瞬間を振り返るが、試合は同点だったこともあり、「『やるぞ』という感じだったし、『一発取ってヒーローになってやろう』という気持ちだった」と闘志を燃やしていた。

 最前線に入るとボールを呼び込んでゴールに迫ろうと積極的な姿勢を示し、守備に回れば果敢なチェイシングで相手選手から自由を奪おうとする。限られた時間の中で自身の存在価値を証明しようと奮闘したが、シュートはゼロに終わり、「ボールを持ったときに自分的にはゴリゴリ行きたかったけど、キープを意識し過ぎてしまい、あまり前への怖さを出せなかった」と反省を口にした。

 しかし、大きな一歩を踏み出したことには間違いなく、自身も「ネガティブなことは感じていない」と前を向く。「このチームでエースとして、前で出られるようになるのが大きな目標。デビューできたのはうれしかったけど、ゴールという結果を残して活躍していきたい」。次にピッチに立ったときには、ゴールという結果でチームに歓喜をもたらしたい。

(取材・文 折戸岳彦)
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