独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは26日、「食べられるのでなく、首輪をつけてリードされるようになった中国の犬」と題する記事を掲載した。資料写真。

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独紙フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングは26日、「食べられるのでなく、首輪をつけてリードされるようになった中国の犬」と題する記事を掲載した。

北京市の女性、劉さんは自分の犬を連れて散歩する時、夏はリボン、冬は保温コート、雨の日は靴下などいつも飼い犬のファッションを考えるのに熱心だ。劉さんは犬が大好きで、犬を絶対に食べないという。

犬を殺したり、食べたりする昔の怖い物語が多く今に伝わっているために、中国は犬を食べる国とされていた。しかし、国民の生活が豊かになるとともに、犬の運命も変わり始めた。現在、人々は犬や猫をペットとして飼い、とても大切に扱っている。ましてや食べるなんて考えられないことになった。

だが、犬を食べるのは相変わらず合法である。中国の玉林市というところでは「犬肉祭り」さえも行われている。この祭りは観光客を引き付けるために数年前に始まったものであるが、多くの批判が寄せられたために、今は大々的に宣伝するのは止めたそうだ。

中国人はすでに犬や猫の肉が健康を損なう可能性があることに気付いた。「犬や猫は屠殺場で殺されるのではない。衛生検査が無いからだ。」と北京のある動物保護専門家が指摘した。また、犬や猫がウイルス感染で死亡した場合、その肉を食用した者はウイルスも体に取り込むことになる。一部の犬と猫は狂犬病ウイルスを保有しており、殺すと感染する可能性があると同専門家は述べた。

狂犬病は中国ではよく見られる。世界保健機関のデータによると、中国で毎年、狂犬病で死亡する人数は2000〜3000人に上るという。動物保護主義者はさらに、この数字が8000〜9000人に上り、そのうち、犬を通じて感染するケースが85〜95%だと推定している。

原則として、中国ではすべての犬が登記されるべきだとされている。北京で登記された犬の数は2002年の14万匹から2012年の120万匹に増えた。費用を支払って登記された犬は無料で予防注射を受けることができる。だが、北京でまだ登記されていない犬の数は依然として80万匹いるという。農村地域では、予防注射を受ける犬はわずか3%。農民は費用が高いために、犬を登録させないのだ。

だが、いずれにせよ、現在の中国では犬をかわいがったり、動物の権利に関心を寄せたりする人が増えつつあるのは確かなようだ。(提供/環球網・編集/インナ、黄テイ)