「ダイアナ妃の瞼が動いた!」(画像は『Lady Diana Foundation 2013年8月24日付Facebook』のスクリーンショット)

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故ダイアナ妃が仏パリにて交通事故死してから、間もなく20年が経過する。その当時、妃の元運転手で妃の死後に現地に派遣された男性が「亡骸を見て生きているかと思ったのです」と衝撃的な瞬間を振り返った。

1997年8月のこと、「ダイアナ妃がフランスで交通事故死した」との知らせを受け英王室に衝撃が走った。その後すぐに妃の運転手だった男性コリンさん(Colin Tebbutt)ともうひとりのスタッフが遺体が安置されている病院へ派遣された。妃の遺体を英国に移送する準備を申し付けられたコリンさんはすぐにパリの病院へ向かったが、病院には知らせを受けた仏政治家らも訪れ、ずいぶん混みあっていたという。

そんな中、コリンさんは遺体が安置されている部屋に到着。息苦しいほど暑かったため送風機を手配させたというが、その時の様子をコリンさんは米『PEOPLE』にこう話している。

「室内の空気を循環させようと、送風機のコンセントを入れました。その後に室内を見渡すと(ダイアナ妃の)まぶたと前髪が動いていたのです。」
「私はこう思いました。『ああ、神様、ダイアナ妃は生きておられる』と。」
「でもすぐに(なぜまぶたと前髪が動いたのかに)気付きました。私はくるりと背を向け、数秒間かけて気持ちを落ち着かせました。でもあの瞬間は、自分をすっかり見失ってしまったと感じていたのです。」

亡くなっていると十分承知して現地に向かったにもかかわらず、一瞬「まだ生きておられるではないか!」と本気で思い胸を弾ませたというコリンさん。しかし怪我の状態はかなり酷かったもようで、妃を診察した医師団は当時、以下のような声明を法廷にて発表していた。

■心臓マッサージと血管の破裂
搬送されたダイアナ妃の心臓近くの血管は破裂しておりそこから大量に出血していたが、外科医はその治療に尽力するいっぽうで心臓マッサージも行ったという。しかし何度ダイアナ妃の心臓に電気ショックを与えても心拍は戻らず、「すでに手遅れ」と判断するしかなかった。

ちなみにダイアナ妃は交通事故により「体の内部にかなりのダメージを受けた状態だった」とのこと。救急隊が妃を事故車の外に出したとき心臓が止まったものの、すぐにマッサージを始めたところ心拍は回復したという。しかし救急車で病院に向かう最中に再び容態が悪化し、一度は救急車を停めて救命措置を試みたそうだ。病院ではスタッフ一同が準備を整え待っていたが、全員が“最悪のシナリオ”を意識していたとのこと。また意識は事故直後からなく、心拍が確認できている間も呼吸は機械に頼らねば不可能だったと医師は明かしている。また救急車は医師の指示によりかなり遅いスピードで病院に向かっており、それゆえに「ダイアナ妃を確実に死に至らしめるべく陰謀ではないか」という説も浮上したが、重傷患者が移送途中に絶命せぬようスピードを落とすことは「致し方のないことだ」とスタッフは説明している。

世界中が涙したダイアナ妃の事故死から20年。遺された王子2人は母を亡くした悲しみをようやく語り始め、「今こそ皆さんの知らない母の側面を知っていただきたい」と語っている。短くも激しい一生を終え旅立ったダイアナ妃―それにより多くの人々がショックを受け、カミラ夫人との不貞で妃を悩ませたチャールズ皇太子ですら遺体安置室で号泣し立ち尽くしたという。あまりにも悲しい幕引きとなってしまったが、世間や妃を誰より愛した息子達は、今も様々な思いに揺れている。

画像は『Lady Diana Foundation 2013年8月24日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)