<ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日◇30日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

最終組の一つ前でスタートした宮本勝昌が、コースレコードタイとなる“63”で回り、首位との1打差を逆転。通算22アンダーで、3年ぶりのツアー11勝目を飾った。
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「18番ホールでスコアボードを見たとき、2位のI・H・ホとは1打差だったので、まずは自分がバーディを取って待とうと思いました」と宮本。ただ、3メートルのイーグルパットを残していただけに、それを沈めてパフォーマンスを見せたかったというのが本音ではあった。
結局、そのイーグルパットを外し、ホに2打差をつけてホールアウト。後続のホが18番でイーグルを奪えなかった時点で、宮本の優勝が決定した。スコア提出場から出てきた宮本はキャディを務めた佐藤亜衣理さんと軽くハグをして喜びを表現した。
今大会では4年前の2日目に“63”をマークしている宮本。大好きな競馬に例え、「良馬場よりも重馬場のほうが好きだからでしょう」と、軟らかいフェアウエーやグリーンのほうが好きだとアピールしたが、けっして絶好調で今大会を迎えたわけではなかった。ただ、ゴルフに対する気持ちだけは常に前向きな状態で試合に臨んでいた。
そのきっかけとなったのが、今年の4月に開催されたパナソニックオープンだ。久保谷健一とのプレーオフに持ち込みながら、1ホール目のティショットでOBを叩いたことが響いて敗れ去った。そのショックは計り知れないと語っていたが、逆にこのままでは終われないという気持ちにもなったという。その後はなかなかチャンスが訪れなかったが、練習で自分の技を磨くことだけは忘れなかった。今回も調子が悪いといいながら、初日から3日目までラウンド後は練習場でボールを数多く打ち込み、パッティンググリーンで長時間ボールを転がし続けた。調子がよくなくてもスコアメイクできるだけの実力があるのは、間違いなく練習量に比例していると言える。
「18番以外は自分でも驚くほど落ち着いてプレーできたと思います。とりあえず、これで人生最後の優勝を飾ることができてひじょうにうれしいですね」と宮本。もちろん、人生最後というのは、宮本流のユーモアだが、とりあえず、48歳までのツアー出場権を手にすることができた。「シニアツアーへのプランニングが立てやすくなりました」と笑いを誘いつつ、まだまだ勝ち星を重ねるつもりだし、練習量を減らすつもりもないようだ。
文/山西英希
<ゴルフ情報ALBA.Net>

宮本勝昌が混戦を制しツアー通算11勝目!大会記録“63”で逆転
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